unlimited game‐the third ペルソナ使いの僕らは- (ページ8)

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5 高校生探偵明智吾郎ページ8

竜司｢ったくよぉ,あったまくんぜ!俺ら客なのになんで雑用をしなきゃなんねーんだよ!
これ,便所行ったってスッキリしねぇよ!｣
杏｢竜司,声でかいっ！｣

A｢とはいえ,目立つ行動は控えてよね。前にもチャットで言ったじゃない｣
竜司｢良い子ちゃんも面倒だなぁ…｣

杏｢そう言えば今日は現地解散なんだって。いつも来ない方向だから,気晴らしに何処かに寄っていかない?｣

モルガナ｢ワガハイ,あそこがいいぜ!来るときに見えた｢デカイパンケーキ｣みたいな場所!｣
A｢あはは…モルガナ,まさかあそこが美味しそうに見えたのかな…なんて場所だっけ?｣

竜司｢あー,あそこ?｢ドームタウン｣か?あそこは野球場だな。あと周りは遊園地｣
杏｢ビル街の真ん中なのに結構ガチな絶叫マシーンとかあるんだよね。行ってみる?｣

蓮とAの2人はコクンと頷いた

と,誰かの足音が聞こえた
｢失礼。その服,秀尽の学生さんですよね?｣

!!! Aは蓮の後ろに隠れる

｢あぁ,そんなに警戒しないでください。ただ,たまたま近くを通ったので挨拶でもって。この後,一緒に出演するから。あぁ僕,明智吾郎っていいます｣

明智吾郎と名乗る彼は蓮の後ろに隠れているAに握手を求めた
Aはおそるおそる明智の差し伸べてくれた手をとり握手をした

明智｢秀尽の生徒さんには聞きたいことがあったんだけど……あっと,打ち合わせの時間だからもう行かないと。あぁ,それと美味しいパンケーキのお店見つけたらぜひ教えてよ。僕もお腹空いてきちゃった｣

竜司｢パンケーキなぁ…この後パンケーキ食いにいくんだっけ?｣
杏｢この後,収録見学だよ?｣
蓮｢終わったらパンケーキ,食べに行きたいな｣
モルガナ｢ワガハイも食べたい!なぁ,Aもそうだろ? ………? A?｣

Aの表情はとても強ばっていた
彼女の表情はどこか憔悴(しょうすい)しているようだった