unlimited game‐the third ペルソナ使いの僕らは- (ページ23)

今日:1 hit、昨日:19 hit、合計:15,802 hit

20 足のつかない場所ページ23

私達は上空に浮かぶ要塞のような銀行を見上げる＿＿＿

モナ｢カネシロは｢足がつかない｣か…｣
スカル｢よっしゃ!さっそく乗り込もうぜ!｣
リズム｢って言ってもさ……｣
パンサー｢どうやって?｣

パンサーに聞かれて言葉に詰まるスカル

リズム｢モナって飛べない? ヘリとかは無理かな?｣
モナ｢いや,ワガハイ車しか…｣
フォックス｢しかしあれではどうやっても入れないようだな｣
ジョーカー｢何か乗り込む手段を考えないとな｣
パンサー｢なんか,振りだしに戻った感じ｣

リズム｢仕方ないよ。ここで悩んでても何もできないからね｣
ジョーカー｢よし,一度引き返すぞ｣

そういうわけで,一度現実に戻ることにした

翌日＿＿＿

渋谷帝急ビル連絡通路怪盗団のアジト

私達は空に浮かぶあの銀行に乗り込む方法を考えて,いたのだが＿＿

竜司｢全っ然浮かばねぇな｣
杏｢確かに。パレスが空中にあるってズルいし,今回ばかりはお手上げかも…｣
祐介｢Aも,何かいいアイディアはないか?何か参考になることでもいい｣

竜司｢そういや,お前モルガナと一応参謀的な事言ってきてるよな。何か方法でもねーのかよ?
モルガナもよ,なんかねーの? 秘密兵器とか!｣

モルガナ｢ワガハイはネコ型ロボットじゃねぇ!っていうかネコじゃねぇ!｣←

A｢あはは…モルガナがあのネコ型ロボット(ド〇えもん)じゃないのはとっくに知ってたよ。
……そうね。まぁ考えてみてはいるんだけどね。強いて言うなら…斑目の時みたいに認知を利用するとか。まぁ強引に行きたいなら,方法はいくらか無くは無いけどね…｣
蓮｢なるほど。その方法はあるが…金城の場所が特定でもできない限り無理だろうな。それに,相手はマフィアのボスともあれば一筋縄ではないな……｣
祐介｢だが,Aの方法は必ずしもできない訳ではない。接触できればパレスの方でも何か起こるだろうからな｣

私達が乗り込む手段で悩んでいると,真が現れた

真｢随分と手こずっているようね｣
杏｢様子を見に来たってわけ? いくら生徒会長でもこっちの役には立たないから｣
A｢杏……さすがに煽りすぎだよ。いくら部外者っていったって……会長からの依頼でしょ?その言い方は…｣

杏はちょっとむっとした表情でAを見るが小声で,ごめんと呟く

杏｢高みの見物でもしてればいいのよ。それとも,お得意の盗聴でもやってみる?｣
真｢…金城ってヤツに接触できればいいのね?
いいわ。金城に会わせてあげる!｣