私が全員引き取って幸せにしてやるｯ！3【苺】

101話 ページ17

「出来たわよー」
ジ「はーい」

サンドイッチとスープと林檎
いつもみんなこれ食べてるんだ
てかいつの間に…
あ、でもよく見たらみんな林檎がプリンになってる
好み分かってくれてるんだなぁ

「「「いただきます」」」

ちゃんと言うんだぁ
ほんと偉い

『いただきます』

卵サンド美味しいな…

さ「やっぱ美味い」
莉「元気出るよね〜」
『そういえばさっき言ってたいいお知らせって？』
さ「あぁ、ついに明日俺が出てるドラマが放送されます！」
『マジで!?』

凄い！
やっと見れる！

さ「うん」
『どんなやつだっけ』
さ「恋愛モノだね」
『どの役？』
さ「あれ？言ってないっけ、主人公」
『え』
莉「何それ聞いてない！」
な「さとみくん主人公なの!?」
さ「いぇーい」

うわぁ楽しみ
早く観たいから今日中に終わらせて帰ろ

る「そーだ、曲出来ましたよ」
『うわぁ助かるありがとぉ』
こ「るぅとくん遊びすぎ」
る「何でですか？」
こ「音が高いんだよ」
る「まぁ出たからいいじゃないですか」

やっぱこの2人に頼んで良かったぁ

『後でデータ貰える？』
る「はい、USB持ってるんでいつでも」
『楽しみにしてる』
な「か、母さん」
『ん？』
ジ「俺たち…」
さ「大丈夫だって」
ジ「俺たちな、コンクールで賞貰ってん…」
『…え!?』

待ってどのコンクール

な「絵のコンクールで…」
『凄いじゃん！今度見せて！』
ジ「う、うん」

そっかぁ、コンクールで賞貰ったのかぁ
早く見たいなぁ
何描いたのかな

『あ、そうだ、るぅとくん楽器なんか増やす？』
る「んー…楽器より防音室が欲しいです」
『あー防音室か、家の方が楽だよね』
こ「それはある」
莉「あれ？無いの？」
『1個あるけど狭いから物置に使っててね』

片付けてもあんまりって感じだし
だったら新しく作った方がいいかなーってなるよね

さ「母さん」
『はい』
さ「…」

なんでアイコンタクト…
しかもななもりくんとジェルくんに…
ん？なんか落ち込んでる!?
どうした!?

さ「(かまってやれ)」
『(かまう？)』
さ「(さいきんおれらばっかりだろ)」

あーそういうことね
確かに…
もっと褒めたり話したりするべきだったよね
よし、帰ったらめっちゃ喋ろ

『ななもりくん、ジェルくん』
ジ「な、なに？」
な「どうしたの？」
『帰ったら学校のこと、聞かせてよ』
ジ「ｯうん！！」
な「 (やった!)」

嬉しそうにしてるから
普段からもっと構うべきだなって思いました

102話→←100話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す