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ある日ーーー突然のことだった
Aが敷地内のどこにも居ないとイルミが気づいた

朝は共に起床し、朝食を済ませ
父親と訓練の後Aだけが懲罰を受けるために地下にある独房へ向かって別れた





いつもなら懲罰は数時間で終わる筈なのに
空が暗くなってもAは戻ってこない





案の定、独房にはAはいなくって
懲罰担当の執事と母キキョウが気絶しているだけだった








「は、」







溢れ出そうになる怒りを何とか拳に納め
すぐに母を起こし執事長であるツボネに内線を入れる





「全員出動させて、今すぐに」






イルミの言葉通り、ゾルディック家に勤める全執事をAの捜索に当てたさせた







敷地内からパドキア共和国内に捜索範囲を広げて
1週間が経つもAはその姿を表すことは無かった









その時点でイルミの怒りは爆発した



まず最初に、懲罰担当の執事を殺 した
彼女が自分たち双子が赤子の頃の世話係などイルミには関係がなかった



"A"を逃がした




それだけで殺害動機は充分すぎた





イルミを止めに入った執事は尽く(ことごと)殺されてしまった


そして遂に、イルミの矛先は母であるキキョウに向いたのだ
夥しい殺意を向けられてキキョウは震え涙した



勿論、恐怖に歪んででは無く
暗殺者として順当に進んでいくイルミの成長を感じて



それと、最愛の息子を手放してしまった虚無感を共に









流石のシルバも、母を本気で殺害しようとするイルミを止めた




それでも止まらないイルミの殺意は
シルバの手刀によって虚しく消えていく









目が覚めたら独房に入れられていた
手足はしっかりと鎖に繋がれている







「はあ」







虚しい、Aの血の匂いがする
珍しく、というか記憶には無いくらいだから多分きっと初めてあんなに取り乱したんだ






Aがどんな目的でこの家を出たのか、大体は予想が着く
大方あのどうにもならない好奇心を抑えきれなくなってしまったのだろう



そんでもって、お父さんに言われたことをどうせ根に持っていたんだろう





あいつは諦めたんだ、俺と一緒にいることを






それが何よりも許せない
わからしてやらないと、Aに

俺がどんだけお前を愛しているかって




この時双子は10歳になっていた




.

8→←6



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yk6772(プロフ) - mikittyさん» 2回もコメントを本当にありがとうございます!とっても嬉しいです!彼はもう独占欲で生きてて欲しいという願いで書いています(笑) (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - リトさん» 私もイルミが大好きです!同士の方に喜んでもらえてとても嬉しく思います!コメントありがとうございます! (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - ウカザメさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけますよう、頑張ります! (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - dolphin0891さん» とても嬉しいコメントです!少しずつですが更新できますようがんばります! (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます!うれしいです! (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リオハ | 作成日時:2021年10月13日 13時

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