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『は？何お前』
「手に入れるって言ったろ」
ほんの数分前、確かにそう宣戦布告されたけれども
なんで俺は今クロロに壁ドンならぬ床ドンをされている、は？
『仕事中なんだけど』
「俺とも仕事中だろ」
パソコンを間に挟みなんとか距離をとるものの
クロロという男に見下される、何お前。
『俺そっちの気ねぇけど』
「そうなのか？てっきり」
いやいや、何がどうしてそう思ったんだよ
確かに自分自身が女っぽい顔をしている自覚はあるよ
毛とか薄いし、髪も長いし丸目だし……親父似の癖に
俺も親父に似て目付き鋭かったらなぁ、こんな風に男に押し倒されたりしないんだろうか
「イルミとそういう仲なのかと」
『はぁ？お前ってイカレテル？』
俺達普通の双子なんだけど、マジトーンで言ったら
クロロはおめめまん丸にして首を傾げる、かわいくねぇけど
「…これはイルミではないのか」
『あ、……イルミだよ』
隠していたのに、首元を捲られた
嫌という程付けられたイルミの痕を撫ぜる
盗賊の癖にやけに透き通る瞳は居心地悪いし
「これがお前らの普通か？」
『仕方ないじゃん、あいつ言うこと聞かないし』
「満更でもなさそうだが」
違うし本当は嫌だもん
でもあいつを不機嫌にするほうが面倒なだけだもん
にしてもコイツとにかく面がいいな
しかもコイツそれを自覚してる感じ、だとしても
その面が通じるのは可愛い女の子だけだからな
「そんなに嫌ならぶっ飛ばせばいいだろ」
『兄弟喧嘩なんて、面倒なだけだろ』
良いからどけよ、そろそろこの体制面倒になってきたんだけど
「俺のことは？」
『は？』
「吹っ飛ばさないのか」
は、なに。吹っ飛ばされたいの？
よくわかんなコイツ、めっちゃ分かりずらいなこの男
「嫌なら吹き飛ばすなり、押し殺せよ」
『まじかおまえ』
じわじわと押し倒されそうになり
クロロの目の色に吸い込まれそうになるも、脳裏でイラつく片割れを思い出しては目の前の胸板に足の裏を置いた
「依頼人を足蹴にするのか」
『殺し以外も受け入れるとは言ったが、俺にも選択権はあるだろ。これ以上続けんならこの仕事は無かったことにするぞ』
「それは困ったな」
なら本当に困ったような顔をしてくれ
離れ際に頭を人撫でされた。うわ、またその瞳
コイツ苦手かも、もう遅いけど
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yk6772(プロフ) - mikittyさん» 2回もコメントを本当にありがとうございます！とっても嬉しいです！彼はもう独占欲で生きてて欲しいという願いで書いています（笑） (2021年11月4日 17時) (
レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - リトさん» 私もイルミが大好きです！同士の方に喜んでもらえてとても嬉しく思います！コメントありがとうございます！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - ウカザメさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけますよう、頑張ります！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - dolphin0891さん» とても嬉しいコメントです！少しずつですが更新できますようがんばります！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！うれしいです！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオハ | 作成日時：2021年10月13日 13時
