38 ページ41
『悪い無理だった』
「想定内だ」
イルミは絶対に俺を行かすまいと腰にへばりつくもんだから引きづってでも来た、ギャグか
それでもこいつが俺を操作しない辺り、大方俺自身を自分ものにしないと気が済まないというのは理解しているらしい
ただのアホみたいな独占欲でなくて安心したわ
「クロロ、Aに依頼するの禁止」
「これはAにしか頼めない」
「気安く名前呼ばないで、殺されたいの」
だからギャグかっての、もしかしてツッコミ待ちか
『イルミ、仕事の邪魔はすんな。俺を木偶にするつもりか』
「それはそれで可愛がってやれるけど」
『……なことしたら殺す』
訂正、こいつ何時でも俺の事やる気満々だ
今はただしないだけ、めんどくせぇ
『クロロルシルフル、気にせず仕事の話してくれ』
「……あぁ」
イルミ連れてきたのは悪かったって
だからそんな面倒くさそうな顔しないでくれよ
『俺に頼んだってことは殺しじゃないんだろ』
「ああ、勿論お宝を狙ってる。だが今回は仲間もいる、一度仮宿に行くが構わないか？」
『勿論、今からはお前が俺のボスだからな』
「それはいいことを聞いたな」
「ねぇ、勘違いしないで。金銭が発生しての関係だから、Aちゃんと上乗せ忘れないでよ」
『へいへい』
ピリピリと殺気を引け散らかしては小言を言うあたり、母さんそっくりなんて言ったら仕事行かせてくれなそうだから飲み込んだ
『じゃ、イル家のことよろしくな』
席を立ったタイミングで、まぁたキスしてこようとするもんだから流石に牽制した
針刺されても厄介だしな
「けち」
『人前はダメ』
第一、お前の痕はすでに首に嫌と言うほど付いてるんだよ
そんなんだから俺はパーカー上まであげてるし、だっせぇのに
これ以上に何が不満なんだよ
「意外とあっさりだな」
『家出る時にくそ揉めた』
「は、厄介な番犬だな」
イルミに背を向けて、クロロと店を出たところで
さて。と隣で髪を撫でられた、なんで？
「まずは仮宿に向かう、飛行船を手配してある」
『え、俺普通の飛行機乗りたかったんだけど』
「我儘言うな、それにお前は目立つ」
お前もだろ。イルミと同じ黒を纏うくせに
やはり別人とはこうも違うのか、当たり前だけど
「ふっ、俺が気になるか？」
『べつに』
あんたがどういう人間かは、興味あるかな
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 497人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yk6772(プロフ) - mikittyさん» 2回もコメントを本当にありがとうございます！とっても嬉しいです！彼はもう独占欲で生きてて欲しいという願いで書いています（笑） (2021年11月4日 17時) (
レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - リトさん» 私もイルミが大好きです！同士の方に喜んでもらえてとても嬉しく思います！コメントありがとうございます！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - ウカザメさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけますよう、頑張ります！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - dolphin0891さん» とても嬉しいコメントです！少しずつですが更新できますようがんばります！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！うれしいです！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リオハ | 作成日時：2021年10月13日 13時
