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プロローグ ページ1
4月。
少女は、真新しい制服に身を包み、王立
魔法学校の立派な正門を見上げていた。
桜 沙來、15歳。今日からここの生徒となる者。
普通の人間の子であった彼女が、特殊な能力を持った人しか入
れない魔法学校に入学することになった理由。それは、ある事
件がきっかけだった。
―――――――5ヶ月ほど前。
その日は普通に授業を終え、沙來は一人で下校中だった。
そこで沙來は見てしまった。
前を歩いていたお婆さんのバッグを盗った、ひったくりを。
その時沙來は思った。
何かあのひったくりを捕まえられる物は無いか。
すると、沙來の視界の隅に、ツル植物が見えた。
もしあれが伸びたら、ひったくりを捕まえられるかもしれな
い。
するとその時。
『草花、我に味方せよ。花笑・・・発動』
という言葉が浮かんできた。
その言葉を言ってみる。
「草花、我に味方せよ。花笑・・・発動!」
するとその植物の蔦が伸び、ひったくりを捕らえた。
「!?」
そう。沙來の能力は、植物を操ること。能力名――――
『花笑』。
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作者名:しろいゆき | 作成日時:2018年1月22日 21時