助けてジョンハンくん (ページ6)

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笑い物か笑い者ページ6

しょうがない、私なんだから。

こんな経験もしておかなくちゃ

これからの人生、こんな事も多いはず

そう自分に言い聞かせて立ちあがろうとする

いつからか分からない。自分がこうやって惨めな人間になったのか

でもこれでいいんだ、私だから。

きっと、私がここからいなくなったら他の子達が標的にされてしまう

床に手を置いて体制を整えようと足に力を入れる

が、

ズギッとした重い痛みが走った

「いっ、、、、」

涙で視界が波打つ

だってこんなことされた事なかったから。

教室の子たちが私を冷たい目で見る

その目はまるで、壊れたおもちゃを見る目のように。

笑っている子も、ちらほらと

私の高校生活、終わった…

どこかヤケクソな気持ちで立ち上がり落としたノートを皆んなが見ている中一冊ずつ拾っていく

痛んでいる足なんて、折れてしまえ

そう思いながら拾っていると、目の前に誰かがしゃがんだ

「だいじょーぶ？、」

ふっ、と顔を上げてみる

そこには綺麗な顔立ちの、先輩が座っていた