小さな主と神様の戯れ第1巻～出会い編～【刀剣乱舞】 (ページ43)

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第41話楽しみの露天風呂、悲しい傷、優しいおまじないページ43

No side

宴が終わった後、皆はそれぞれお風呂に入る。
桜雪と一緒に入りたいと言う者が多すぎて口論になりそうだったが、
桜雪「じゅんばんこなの！」
と言う桜雪の一言で皆の動きが止まった。
三日月「誰と入るんだ？」
乱「ボクだよね？」
今剣「ぼくとはいりましょう！」
鶴丸「いや、ここは俺だろ！」
桜雪「ぱっぱちょはいるの！」
全員「！？」
桜雪「みんなちょはいるの、こんぢょなの！」
そう言って、桜雪は石切丸に抱きついた。どうやら、石切丸の事を完全に気に入ったらしい。
他の皆は落ち込んだが、いずれ一緒に入れる事を喜んでいた。

お風呂場に着いて、初めての露天風呂にワクワクが止まらない桜雪はすぐにお風呂場に飛んで行った。
石切丸「こらこら、走ると危ないよ？滑るから気を付けてね？」
桜雪「ぱっぱ！おおきいおふろ！すごいの！(ｷﾗｷﾗ」
石切丸「体を洗ってから湯船に浸かろうか。」
桜雪「うん！」
石切丸は桜雪の体を洗いながら、桜雪の体に刻まれている沢山の傷を見て、早く治るようにとちょっとしたおまじないをかけていた。

桜雪の体を洗い流した後自分の体を洗うのも済ませ、いよいよ湯船に。
桜雪にとって湯船のそこは深いため、石切丸が抱っこして入る事に。
石切丸「ふぅ…どうだい？初めての露天風呂は」
桜雪「あっちゃかいの！！」
石切丸「そうだね(微笑み
桜雪、その傷は親戚の人に付けられた傷かい？あぁ、嫌なら無理に答えなくてもいいよ(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」

桜雪「…うん…おじしゃんちょ、おばしゃん…さゆきのこちょ…きらいなの…」
石切丸「そうか…こんなに可愛いのに、嫌いだなんて…酷いね…
桜雪、この本丸に居るみんなは、みんな桜雪の事が大好きなんだ。その傷を見れば皆心配になってしまう…だから、早く治るように、おまじないをかけたんだ。」

桜雪「おまじない？(ｺﾃﾝ」
石切丸「あぁ、そうだよ。」
桜雪「……おまじない…ちょんぢぇけー！しちゃの？」
石切丸「ふふっ、そうだね(微笑み」
桜雪「あのね、さゆきがね、ころんぢゃちょきね、ままがね、いちゅも、ちょんぢぇけー！しちぇくれちゃの！」
石切丸「そうなんだね。ままが大好きなんだね？」
桜雪「うん！！(ﾆｺﾆｺ
ぢぇも、ぱっぱも、ほんまるのみんなも、ままちょおなじくらい、だいしゅきなの！」
石切丸「！！そうか。
そろそろ暑くなったから、上がろうか。」
桜雪「もうちょっちょ…(ｼｭﾝ」
石切丸「これ以上入ったらのぼせてしまうよ？また明日入れるからね。」
桜雪「わかっちゃ！」