小さな主と神様の戯れ第1巻～出会い編～【刀剣乱舞】 (ページ5)

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第4話神様からのSOS ページ5

No side

桜雪「たいちょーってなーに？(ｼｭﾝ」
こん「大将ですよ！大将とは、桜雪様の事をこの本丸の審神者、つまり主であると薬研様は認めてくださったと言うことでございます！！」
桜雪「うーん、たいちょーじゃないの！さゆきなの！やげんもさゆきのこちょさゆきってよぶの！」
どうやら名前で呼ばれるのがいいらしい。
薬研「ﾌｯ)わかったぜ、桜雪」
桜雪「(っ*´ω｀*c)ｴﾍﾍ
しょれで、なーに？やげん。」
薬研「…この本丸を助けてくれ…
この本丸は2代目の審神者から崩れていった…過度な出陣、手入れ無し、暴力、暴言、夜枷、酷い時は本体である刀剣を破壊…
今まで何人もの審神者がこの本丸に来たがどの審神者も酷いやつばかりで、いつしかみんなの心も荒んでいった。闇落ち寸前の者も多く、手入れをされてないせいで傷だらけの者も多くいる。
桜雪、桜雪の霊力はとても清く澄んでいる。俺っちには分かる。頼む…俺っち達を助けてくれ…」
薬研から言われたのはこの本丸に何があったのか、そして今何が起きてるのか、助けて欲しいというSOSだった。

桜雪「…やげん、いちゃいいちゃいなの？……やげんはかみしゃまなんでしょ？かみしゃまにいじわるしゅるのめー！なの！ままがいっちぇちゃの！かみしゃまはだいじなの！」
こん「！？」
薬研「あぁ…ずっと…手入れされずに体中痛い…兄弟も酷い目にあって心も痛い…」
桜雪「やげんのほかにも、いるの？みんな、いちゃいいちゃい？」
薬研「あぁ…この本丸には折れた刀を入れると、俺っちの他にも沢山居る…そうだ…みんなも俺っちと同じで痛いんだ…」
桜雪「うぅ…いちゃいいちゃいは、やなの！(ｽﾞﾋﾞ
みんなげんきが、いちばんなの！(ｽﾞﾋﾞ」

桜雪は薬研の痛みを知って涙を流してしまった。自分も同じ境遇だったから、泣いてしまったのだ。
桜雪「みんなの、いちゃいいちゃい、なおしゅ！(ｽﾞﾋﾞ
こんちゃん！どうやったら、みんなの、いちゃいいちゃいなおるの？(ｽﾞﾋﾞ」
こん「手入れをすれば刀剣男士の傷は治ります！しかし…ここはブラック本丸。皆様が桜雪様を受け入れない限り全員の手入れは難しいかと……！？審神者様！？一体何を！？」
薬研「大将！？」
桜雪「みんなのいちゃいのはやくなおって！はやく！なおるのーーーー！！！！！」

こんのすけの話の途中から桜雪はみんなの傷が治るようにその場で祈り始めたのだ。
そして、本丸は大きな光に包まれた。