第38話 時を超えて紡がれる子守唄 ページ40
No side
石切丸は自室に着くと、桜雪を横に寝かせた。
自分から桜雪の手を離れさせようとした時、
ｷﾞｭｯ
桜雪は石切丸の服を強く握りしめていた。まるで、「どこにも行かないで、1人にしないで。」と訴えかけるように。
桜雪「ま、ま………」
石切丸「！！(そうだ、この子はまだ2歳半の幼子だ…本当は葵様の腕に抱かれて子守唄を聞きながら、眠る歳なのに離れ離れになってしまったんだね…では…)
―――――――――――――――♪
―――――――――――――――♪
大丈夫だよ、君は1人じゃないから。」
石切丸は桜雪を抱きしめながら、子守唄を歌った。
この子守唄は桜雪の母、葵が幼い時にも同様に石切丸が歌った子守唄。幼くして両親を無くした葵にとって石切丸の子守唄が1番の子守唄だった。
そして、その子守唄を今度は娘の桜雪に聴かせている。その事がどれだけ幸せな事か、石切丸は噛みしめながら子守唄を歌った。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――(＊平仮名だらけで読みづらいです。それでも良ければ読んでやってください。)
桜雪side
みんなで、かくれおにやってたのに、ねむくなっちぇ、ねんねしちゃっちゃの…
あれ？まま？ままが、ちょーくにいるの！まま！！はしっちぇるのに、ちょぢょかないの…
まま！ままがいないの、やなの！(泣
いがないぢぇー！！！(ギャン泣
―――――――――――――――♪
―――――――――――――――♪
？？だーれ？まま？
おうちゃ…きこえるの…ぢぇも、こえ、まま…ちがうの…
ままの…おうちゃ、ちょ、おなじ…なの…
ねんね…なの…
『大丈夫だよ、君は1人じゃないから。』
あり…がちょ…なの…zzz
No side
桜雪はまた深い眠りについた。
その寝顔は、数分前の不安げな寝顔ではなく、安心したような、母親の腕に抱かれて眠る子供そのものの可愛い可愛い寝顔だった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
さあ！石切丸の子守唄と言ったら、あの子守唄です！刀ミュを観た方は絶対知ってるであろうあの子守唄です！
あれ大好きなんです私。(寝れない時に聴くと、確実に寝れます、私は)なんなら、三百年の話全部好きだし、メンバーも好きだし(←桜藍―さらん―は石切丸と大倶利伽羅最推し)タイトルも良いですよね、あういうタイトルの表現に弱いんです、私。良くないですか？あれ最後のシーンでタイトルに込められた意味が濃く深く味わえるって…尊い以上の言葉が分かりません！
以上、桜藍―さらん―の小話でした。失礼しました。
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作者名：雪ネコMyCo | 作成日時：2020年10月4日 15時
