小さな主と神様の戯れ第1巻～出会い編～【刀剣乱舞】 (ページ2)

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第1話新たな審神者ページ2

No side

ここはとある本丸。
しかし普通の本丸ではない。陽の光が差し込まない暗い闇の霧に包まれた本丸。所謂ブラック本丸というやつだ。

その大きな門の前に立つ1人の小さな幼子。その子は薄桃色の可愛らしいワンビースを来ていて、大きなリュックを背負っている。

その時、幼子の後ろでポンッと音がして振り返ると、
不思議な狐が座っていた。

狐「初めまして、審神者様…！？お話には聞いておりましたが、本当にこんなに幼いとは…

ｺﾞﾎﾝ)わたくしは時の政府の管狐、こんのすけと申します。これから審神者様を全力でサポートさせて頂きます！
貴方様の事情は全て知っております。この本丸を救えるのは貴方様しかおりません！どうか彼らを救って頂けないでしょうか！」

幼子は驚いていた。なぜなら、狐がじゃべったのだから。不思議な模様を持った見た目に加え、喋るはずのない狐が喋ったのだ。驚かないわけが無い。

桜雪「きちゅねさん…こんのしゅけ………
あの、えちょ、しょの、……こんちゃんって…よんぢぇも…いい…でしゅか…？(ｺﾃﾝ」

こん「はわわ！(ฅωฅ`)大変嬉しく思います！どうぞお好きにお呼びください！」

桜雪「(こんちゃんは、さゆきに、いちゃいいちゃいしない…) ﾊﾟｧ)ありがとう！
あ、えっちょ、さゆきでしゅ！こんちゃん、よろちくね！」

こん「はい！これからよろしくお願い致します！審神者様！」

桜雪「？？こんちゃん、しゃにわじゃないよ、さゆきだよ？こんちゃんはさゆきってよぶの！」
こん「よろしいのですか？」
桜雪「うん！いいよ！(ﾓﾌﾓﾌ」
こん「はわわ！(ฅωฅ`)ありがとうございます！
では、桜雪様！これから本丸の中に入りますが、ここはブラック本丸と言われる、普通の本丸と違い危険な場所です。どうか慎重にお気をつけてください。よろしいですね？」
桜雪「うーん、…はい！(ﾆｺﾆｺ」

大きな門をゆっくりと開ける。
するとそこから短い刀が飛んできた。幸い桜雪には当たらずに地面に刺さったが…
？？「審神者はこの本丸に必要ない！殺されたくなかったら今すぐここから立ち去れ！！」
桜雪は刀が飛んできた事と怒鳴られた事に完全に怯えきってしまって動けなかった。
桜雪「うぅ…うぅ…(ｶﾞｸﾌﾞﾙ」
こん「桜雪様！？大丈夫でございますか！？」
？？「！？幼子！？
おいこんのすけ！こりゃ一体どういう事だ？何故幼子がこんなところに居る？まさか審神者じゃねぇよな？」