星屑は雨に舞う

＊星屑ここのつ ページ9

後から聞いた話、僕が昨日遭遇したあの光景の正体はやはり星の闇の影響だったらしい。
魔法少女達が到着した時には既に遅く、あの状態だったそうだ。


「物騒ねぇ？最近は落ち着いてきたと思っていたのだけど……そうじゃなかったのね？」

「全く、バケモノのやることはわからんのう。」

「解りたくも無いけれどね。」

半身だけベットから起き上がって改めて辺りを見渡す。
学校の保健室だ。消毒液のようなアルコール臭が漂っている部屋だが不思議と居心地は悪くない。

「カペラ、気分はどうじゃ？」

「あ、だいぶ落ち着いてきました。」

頭もこの通り正常に働いているし、体にも可笑しなところはない。
何時もの僕だ。

「正常なら良かったわ。お姉ちゃん忙しいから、またね？」

「あ、はい！ありがとうございましたっ！」

手を軽く振って保健室から出て行ったヘゼさん。掴み所のない人だが良い人だ。
……たまによく分からないことをされるけど。

「まだここで休むか教室に戻るか、どうする？」

「教室に戻ります。ありがとうございました、メリクさん。」

一度頭を下げてから保健室を後にするとひんやりした空気に包まれた。




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色々あって最近浮上率を下げてますので更新が遅くなるかもしれません。

ご迷惑をおかけします。

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