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「すみません、急いでるんで」
私はその記者を避けるようにして走り去ろうとした。
でもあっけなく腕を掴まれてしまった。
「答えてくれませんか？じゃないと嘘のこと記事にしますよ？」
この人何言ってるの……！？
「あなた…正気？嘘の記事書くなんて一番やっちゃいけないことでしょ？」
「スクープさえゲットできれば全部こっちのもんなんですよ。」
「だから…だから週刊誌なんて皆信じないのよ…！何年か前の羽生選手のときだって嘘の熱愛報道を記事にして……あんなの、本人が一番ダメージ受けるのに…」
「なるほど、あなたは羽生選手に好意を抱いてますね？」
私は腕を掴まれたままじりじりと壁に追い詰められてしまった。
「だからそんなことあるわけないじゃない…ちょっ、と腕離してください！」
「何してるの？」
「え、羽生…くん？」
私は声がした方に顔を向けるとキャリーバッグを手にした羽生くんが立っていた。
「あ、これはこれは羽生選手！」
さっきまであんなにがっついていた記者は羽生くんを見るなりパッと私の腕を離して距離をとった。
「記者の方ですよね？彼女に何してたんですか？」
「いえ…少しお話を聞かせてもらってただけですよ〜笑」
「へえぇ、そうは見えませんでしたけどね。」
「いやいやいや笑 では、僕はこれで！」
そう言うと記者は逃げるように走って行ってしまった。
あぁ、助かった…。ほんと羽生くんナイスタイミング。それにしてもすごい毒づいてたな……。
「大丈夫だった？」
「はい！ほんっとにありがとうございます！」
「良かった。腕、大丈夫？トレーナーさんにとっては一番大事なとこでしょ？」
そう言って私の腕を手にとって心配そうに見つめた。
なんだかその一瞬にどきりという感情が走ったような気がした。
「や、いや、大丈夫でs…あ、大丈夫！うん！ありがとう。」
私はさっと腕を引いた。
あーやだやだ、変な感情が芽生えそうだった危ない危ない。
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柚紀(プロフ) - 未来さん» ありがとうございます涙 これからも頑張ります\( ･ω･ )/ (2018年2月27日 7時) (
レス) id: 678380d46e (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (2018年2月27日 6時) (レス) id: ee26f29eef (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 羽生くん…天使かな？もうヤンデレ最高っすね！！ (2018年2月27日 6時) (レス) id: ee26f29eef (このIDを非表示/違反報告)
柚紀(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます涙 ちゃんとヤンデレになってるのか不安なんですが頑張ります(*´>ω<`) (2018年2月27日 0時) (レス) id: 678380d46e (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - すごいおもしろい！ヤンデレさいこー (2018年2月26日 22時) (レス) id: 1803f0d223 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚紀 | 作成日時：2017年2月25日 0時
