私は《遊んでる》らしい。【阿部亮平】 (ページ8)

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『舘って頭悪いんだね～』

dt「うん、頭よさそうに見えた？」

『なんかクールそうだし頭よさそう』

dt「クール＝頭いいって思ってるの可愛いね」

『今の褒められたの？けなされたの？？

可愛いだけ受け取っとくね』

dt「A思ってた性格と違うね」

『普段は喋んないからねえ・・・そんなん言ったら舘もだけど。

絶対仲良くなれないタイプだと思ってた～』

五人まとめて教えるともなると、阿部くんはかなり忙しそうで

その間に隣に座っていた舘とめちゃくちゃ仲良くなった。

さっきから私たちがしゃべってるのを見て阿部くんに注意されたり、若干睨まれたりするんだけど

ちゃんと問題解き終わったから！これ休憩時間だから！！

ab「はい、ずいぶん楽しそうなところ悪いけど、ここ二人とも違うから」

『え。舘がこうしろって言ったのに』

dt「いや、俺はAが言ったとおりにしただけだけど」

iw「お前ら仲良しかよ」

nb「涼太が女子と話すの珍しいな

何気呼び捨てしてるし」

『え？そなの？』

dt「まあ、確かに・・・

Aは特別かな」

ほおおおお・・・・

いきなりの特別発言に何を言うべきか悩んでいると

阿部くんによって意識がまた問題に移された

ab「・・・とにかく！ほらここ！！二人ともこれは微分だから～～」

．

iw「阿部分かりやすいな」

sk「え？そういうこと？？」

fk「佐久間気づかなかったのかよｗ」

もちろんこんな会話は私の耳になど届いてる訳もなく

ちょっとカオスな勉強会はこのまま何事もなく終わっていった。