私は《遊んでる》らしい。【阿部亮平】 (ページ30)

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kj「A・・・・・・・。」

『こう、じ・・・・！』

私が連絡すると康二はすぐに来てくれた。

まだ制服のまま

そりゃそうか、私と同じ時間に学校を出たのだから

kj「A、、、」

『みんなに、嫌われちゃった、、、

もう、みんな出て行っちゃって、

私が、、あんな酷いこと、』

ほんのさっきまで、感じていたぬくもり

そう時間は経ってないのに、なんだか懐かしく感じた

『なんで、、こんなに落ち着くんだろ、』

kj「A・・・、あのな、」

康二が何か言いかけたとき、

康二のスマホから着信音が聞こえた

kj「・・・・・・・」

『いいの、？』

kj「・・・うん、いい、、」

『でも・・・！！？』

一瞬だった。

包まれていたぬくもりが無くなって、それに気を取られていた一瞬。

『・・・・、なん、で』

kj「・・・ごめんなあ、A、、、」

確かに触れた唇と唇

康二と、キスをしたことには混乱した頭でもすぐに気付いた

放心状態の私に、康二はただただずっと泣きながら謝るだけ

その間もずっと康二の着信音は続いていて

康二は私を抱きしめるのをやめて

電話に出た

．

kj「・・・もしもし、？

おん、、、、もうな、これ以上は無理や、

許して、お願いやから、、リリカ・・・・・・」