私は《遊んでる》らしい。【阿部亮平】 (ページ18)

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あの日からずっと舘の言葉が頭の中でグルグルしてる

気になってどういうこと？って聞いてみても
意味ありげにほほ笑むだけだし

翔太に限ってはいきなりお前ら見てたらイライラするって言われるし

『ああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！』

㎜「・・・！？！？

ちょっと姉貴のバカ！！！Aのあほ！！！数えてたのに分かんなくなっちゃったじゃん！！」

ru「めめ、これ小学生でもできる計算だよ？手使って数える中学生なんて世界中でめめだけだよ」

㎜「・・・そんなことは知らん。

大体あのバカがいきなり大きな声出すのが悪いんだろ」

『全部聞こえてるわ。バカって言うな。流石に計算するのに手は使わないわ』

mm「同じ血が流れてるんだから大したことないだろ」

ああ言ったらこう言う、ほんと可愛くない弟だな

ru「ってかさ、Aちゃん、さっきから唸ってたけどなに？？恋煩い？？」

mm「はっｗ恋煩いとかするタイプじゃねーよｗ」

『・・・・』

㎜「まじ、？？」

ru「キャハハハ！当たった～～～～」

ラウの言葉に思わず動きが止まる。

恋煩い・・・私が恋してるって言いたいの？

いやいやいやいや

ありえない。

まず、誰に？

なんか勝手に二人で勘違いしてるけど私は思い当たる節なんて、

そこまで考えたところでとある顔が浮かぶ。

・・・・・

まさかね、

あああーもう考えすぎてわけ分かんなくなってきた

ru「なんかまた頭抱えてるよ」

mm「あいつバカだからな。」

ru「ええ～Aちゃんにも春が来るのかあ。寂しいねめめ？」

mm「はあ？俺は別にどうでもいいよ

ってかあんな奴に好かれて阿部くんが可哀想だわ」

．

『いや、ちょっと待って。

なんで阿部ちゃんが出てくるの』

mm「は？阿部くんしかいないじゃん」

ru「見てたらかなり分かりやすいよ？」

『いや、、好きじゃないよ？』

ru「はあ・・・

本当に自覚ないの？これっぽっちも？？」

ラウの言葉に、さっきほんの一瞬だけ浮かんだ阿部くんのことを思い出す

じゃあ、私ってやっぱり・・・

ru「もうこのまんまだと何も発展しなさそうだから言うけど、

Aちゃん、それは恋です。

Aちゃんは間違いなく阿部くんのことが好きだよ。」