第四章 175＿クリスマスプレゼント ページ26
ジャミル「それじゃあ、俺達も戻るぞ、カリム」
カリム「あぁ、そうだな。じゃあ、A！またホリデー開けに、な！」
ジャミル「体調に気を付けろよ」
そういい、ブンブンと手を振るカリム先輩を引っ張って、ジャミル先輩は元来た道を戻って行った。
エース「んじゃ、俺等も帰るか……Aも元気になったし」
デュース「そうだな、闇の鏡もあるし、僕らも帰ろう」
ソーマ「……A、俺は先に戻ってるから、後で寮に入れよ。ほらグリ坊君、君も」
グリム「ふにゃ！？何で、オレ様も！？」
グリム君の尻尾を掴んで、オンボロ寮へ先に入るソーマさん。
何かウィンクされたのだけど…何故？
エース「……なぁA…マジで本気で焦った」
『……あ、ご、ごめん』
デュース「まぁ…僕たちに無茶をすると言っていたし…あんな風な事態に陥っても、Aには、やるべきことがあったんだろう。反省しろ…とは言わない。
けど、お前があんな風になって本気で焦る俺達の気持ちを、少しは考えてくれ」
いつかケイト先輩にも言われた言葉だ。
耳が痛くなる。
…でもこんなに心配させるけど、きっと私は繰り返すんだろうな。
それこそいつか見限られるかもしれない……て、マイナス発言やめよう。
エース「ま、でも一番ビビった事は…ソーマって人がお前の先生だったって事だけど」
『ソーマさんが？何で？』
デュース「…ま、まさか知らずに弟子やってるんじゃ……い、いや良い。
自分で聞いた方がいいだろ」
え、何その反応、怖いんだけど。
後でソーマさんに訊こう。
と思っていると、エース君とデュース君が私に何かを差し出してきた。
綺麗にラッピングされた箱と袋だ。
『……え？』
エース「げっ、何でデュースもこのタイミングで出すんだよ」
デュース「お、お前こそ！当日に郵便で送れよ！」
エース「はぁ？！何でそんな事…」
『あ、あの…これは？』
エース「…クリスマスプレゼント」
デュース「ま、まぁ2日早いんだけどな」
『え、でも私何もあげてない』
エース「シュトレン貰っただろ」
『そ、それでこんなちゃんとした…』
デュース「い、いいから貰ってくれ。ここまで来て返されたら、ちょっと傷つく」
それもそうか…と思い、「ありがとう」と言い、プレゼントを受取る。
『あ、あの開けていい？」
エース「いや、待て」
デュース「僕らの姿が見えなくなったら開けてくれ」
『え、あの…』
言うが早い、2人は走りだした。
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ALICE(プロフ) - ちりさん» オリジナル部分はメインに介入しすぎないか、たびたび不安になりますが感情を乗せて読んでいただけたならば幸いでとてもうれしいです！度々のオリジナル要素が増え続けるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 (2020年9月24日 17時) (
レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ブルーフェザーさん» 5章のメインストーリー楽しみにしていただきありがとうございます！迅速であげさせていただきましたので、楽しんでいただければ幸いです！今後ともよろしくお願いいたします (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ゆゆさん» 返信遅くなり申し訳ありません！一気読み大変なのに、ありがとうございます！これからも頑張って行きます！ (2020年9月24日 17時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - 五章ずっっっっっっと待っていましたぁ!!!!今度はどんなお話の展開になるか楽しみです!!!番外編も本編も楽しみにしています!!!! (2020年9月14日 21時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - キタキタキタァァァ！！！五章楽しみです！！！更新ワクワクしながら待ってます！！！ (2020年9月14日 20時) (レス) id: d01e8aaa3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月31日 23時
