第六章31_また笑い合える日々を ページ34
カリム「おお〜っ!それだけの予算があれば、色んなとこが直せるんじゃねぇか?
雨漏りの修理は当然として、色褪せてる壁紙やカーテンも取り替えたいよな。なにより、今のままじゃ地味すぎる!それから、ソファの布も張り替えようぜ!」
ジャミル「水回りなんかはリフォームされていたが……一部屋ごとの整理がまだまだだからな。まずは予算内で修理箇所の優先順位をしっかり決めないと……」
『ステラ。オンボロ寮、綺麗になるって』
ステラ【……】
私の言葉にニコッと笑うステラ。
家事妖精と言えど、このオンボロ寮をすべて綺麗にするには彼女にも一苦労だ。こうしたリフォームが出来るのはすごくうれしい。
エペル「ふふ、素敵なリフォームになりそうだね」
カリム「あっ、そうだ!肖像画も飾ろうぜ!宝物庫から持ってくるぞ!」
『ジャミル先輩。スカラビア寮の宝物庫から持ってきたもの全部拒否しますから』
カリム「えぇ〜!?なんでだよ!」
「安心しろ」と言ってくれるジャミル先輩に胸をなでおろす。
黄金とか持ってきたら、この人の頭に落としてやる。
ジャミル「ただ持ってきた場合、防犯に予算の半分を置いておく覚悟をしておけ」
『リフォームの意味!』
何のためのリフォームだ!うちに宝物庫いらんし。
エース「俺のギャラは寄付してやんないけど……グリムが戻ってきたら、二人に学食でスペシャルランチくらいは奢ってやるよ」
デュース「だな。カフェラテとデザートもつけてやる!」
『うーん、そうだな。サムさんの所で1か月分の高級肉予約してくれたら嬉しいな』
エース「げっ、せこっ!」
文句を垂れるエース君に『冗談だよ』と言う。
ジンワリと皆の優しさが、胸にしみわたる。
今はまだ、解決できない葛藤はある。
だけども、この瞬間だけは…どうか崩さないでいてほしい。
それくらい、安心している。
次は、グリムと一緒に…また皆と笑えたらいいな。
今は隣にいない相棒の事を思いながら、私は彼らに再度感謝の言葉を伝えた。
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ナギサ(プロフ) - あ"〜……本当に主様やってくれますね。自分好きな言葉をいつもいつも小説に組み込んでくれている…超能力者ですか??? (11月25日 16時) (レス) @page21 id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ふわなさん» お返事おくれてしまい申し訳ありません!誤字がちょびちょび目立ってしまいますが、楽しんでいただけたら嬉しいです!一時期更新停止いたしますが、今後ともこの作品をよろしくお願いいたします! (2021年11月18日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ふわなさん» お返事おくれてしまい申し訳ありません!誤字がちょびちょび目立ってしまいますが、楽しんでいただけたら嬉しいです!一時期更新停止いたしますが、今後ともこの作品をよろしくお願いいたします! (2021年11月18日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - 初コメ失礼します!素敵な作品に合うことができました・・・!お話もかなり続いていてすごいです!文もなんだか頭に入りやすくて!大きな誤字も無いので少しの誤字なら大丈夫ですよ!応援しています!好きなアニメの要素があって好きです!頑張ってください!! (2021年11月2日 18時) (レス) @page40 id: 7054f2498a (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - モモカ🌼さん» ありがとうございます!かなり長いシリーズですのに、それを毎日見て頂けてとても光栄です!今後とも更新頑張りますのでよろしくお願いいたします! (2021年10月13日 21時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2021年9月24日 16時