第五章 12＿ボーカル＆ダンスチャンピオンシップ ページ13
グリム「ふ、ふなぁ…疲れたんだゾ」
『お疲れ様、グリム君。調子はどう？』
グリム「どうもこうもねぇーんだゾ……て、Aは手大丈夫なのか？」
『うん。これを垂らしているから』
小瓶をグリム君に見せると、「そうかぁ〜」と言って床にベターンと倒れ込む。
「はらへっだぞ〜」と参った声を出している。
『ご飯用意するから、談話室でロラ君と待ってて。今日はツナ入りの炒飯を作るから』
グリム「チャーハン！前にAが作ってくれたやつか〜！？やったゾ〜！」
ロラ【ヴァ〜】
元気が湧いてきたので、ロラ君と共に談話室へ急ぐグリム君。
調子がいいなぁ、と思いつつ私も厨房へ向かおうとした…その時。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿ポタッ
【アタシは___*$#&%×××...】
『っ！』
インクが垂れた音と共に聞こえてきた……モザイク音が混じった声。
『…あ、れ？』
いつもなら、何といっているか何となくだが聞きとれた……。
だが、今回に限ってはモザイク音が目立ったので何も聞こえない。
………また…誰かのブロットが溜まっているのかな。
止める手立ては…あるんだろうか。
そう考えつつ、チクリと痛んだ胸をなでおろし、厨房へ向かった。
＊＊
＿＿数日後 大食堂
グリム「ふな〜〜腹減った！
午前中に体力育成がある日は昼休みまでが長く感じるんだゾ」
『体力育成があってもなくても、お腹減らせてるじゃない、グリム君は』
エース「だよな〜…ん？」
ふと、エース君が大食堂の壁際に人だかりができているのを見つけた。
デュース君をそれを見て、人だかりの中心を覗き込む。
私は身長がないので2人にお任せするしかない。
『何があったの？』
デュース「張り紙みたいだ。えーっと…
『全国魔法士養成学校総合文化祭・「ボーカル＆ダンスチャンピオンシップ」出場メンバーオーディション』…？」
『また名前が長い‥…文化祭でやる音楽発表会の事？』
確か、目録に載っていたな…大層な名前だよなぁ。
エース「毎年テレビで放映されてたから偶に見てたけど…。
選抜メンバーって、オーディションなんだ」
『テレビで放送されるんだ…』
マジフト大会といい、学園でメディア呼ばないと気が済まないのか、この世界は。
エース「『来たれ！歌自慢・ダンス自慢。プロデビューのチャンスあり！全国の高校生の頂点に立つのはキミだ！』」
『プロデビュー…凄い、大層だね』
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ぬこ - オリキャラ苦手だけどこの作品は好きだわぁ( ˇωˇ ) (2023年3月1日 1時) (
レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - あぁぁぁぁぁもうありがとうございます。早速読んできます。 (2020年9月15日 0時) (レス) id: d01e8aaa3e (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ウミソラさん» 早速のコメントありがとうございます！ヴィル先輩のユニーク魔法、気になりますよね。今回、オバブロするのは誰なのかもまた気になる話です！更新を順々に進めて行きますのでよろしくお願いいたします (2020年9月14日 22時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - 来ました!!!!五章!!!!今後も更新を楽しみに待っています!!!!あとヴィルさんのユニーク魔法が物凄く気になる!! (2020年9月14日 22時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年9月14日 22時
