FAIRY GALA＿30 ページ31
ラギー「余計な一言多いっすよ、Aちゃんは」
『うぅ』
レオナ「ハハッ、ヴィルの野郎にも目ェ付けられたな」
色々と酷い言い方をしているよ、この2人。
ブスッとしていると、「ブサイクになるぞ」と頬を摘ままれる…レオナ先輩に。
「化粧が崩れるでしょ！」とヴィル先輩に怒られて、頬から手が離れる。
何か、今回凄い遊ばれてる…。
すると、パサッと頭の上に何か乗せられた。
ラギー「遊ばれてるAちゃんに、オレからの洗礼ッスよ。」
『…花冠ですか？』
ラギー「そう、前作った奴ッスよ。クルーウェル先生に薬貰ってたんで、これはAちゃん用。ちゃんとヴィル先輩にも許可貰ってるから安心していいッスよ」
頭の上に乗せられているのは以前作った、サンザシの花冠だ。
クルーウェル先生の薬って…花の時を止めるあの薬か…何時の間に。
『…あ、ラギー先輩に作ってないですね』
ラギー「もうちょいうまくなってから言わないと」
『何を！？』
ラギー「シシシッ、まぁ期待せず待っとくッスよ〜」
ツンツンと頬を突かれる…クソ、この人まで。
ヴィル「アンタ達、準備はできた？」
その時、ヴィル先輩の声が聞こえたので、気持ちを切り替える。
ヴィル「最後で気を抜いたら、厳しい特訓に耐えた意味がない。
鏡を見て、メイクのチェックも入念になさい。
最初は無様な芋洗い状態でどうなるかと思ったけど…」
無様なイモ洗い…玉子やズタ袋と言い、酷い言い方だ。
ヴィル「今日のアンタ達の仕上がり、悪くないわ」
カリム「ヴ…ヴィル先生〜！」
『先生？』
ラギー「何っすか、あの茶番」
泣きながらヴィル先輩に抱き着くカリム先輩。
青春ドラマみたいだな……。
カリム「踊れるようになったのは、ヴィル先生のおかげだ。オレ、本番も頑張るからな！」
ヴィル「本来の目的を忘れないで。アンタ達の任務は妖精に奪われた魔法石を奪還すること。妖精に奪われた魔法石がなければ学園は平穏が訪れない」
この作戦が失敗したら…春が訪れなくなる。
そして、学園の奇行はちぐはぐのままだ。
……そもそもこれは学園長が解決すべき問題の筈だが………。
まぁ今考えても仕方がないな。
ヴィル「いいこと？ランウェイの上は、戦場よ。
最高のパフォーマンスで視線とティアラを奪い取ってきなさい！」
「「「はい！！」」」
ヴィル先輩の言葉に私達は返事をした。
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ALICE(プロフ) - キュキュさん» side storyの方でそれに似たリクエストを期間内に頂いていたので、作成次第、side storyにあげていきたいと思っています！作成までお時間を用いますので、少々お待ちください (2020年9月13日 13時) (
レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
キュキュ - リクエストをしたいのですが妖精の国に拐われて皆んなが助けに来る話が見たいです。 (2020年9月6日 1時) (レス) id: a0bbb5bb79 (このIDを非表示/違反報告)
優空(プロフ) - リクエストにお応えしてくださってありがとうございます！最高すぎてニヤニヤしながら読んでしまい、側から見たら変人になっていたと思います笑 これからも楽しみに更新を待っています！ (2020年8月26日 0時) (レス) id: 9350a6e84c (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - カルーアさん» 確認しましたが、本当に同じ文章が繰り返されていました！ご指摘ありがとうございます、只今修正致しました！ご不便をおかけいたしまして申し訳ありません、今後ともよろしくお願いいたします！！ (2020年8月7日 15時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
カルーア(プロフ) - コメントさせていただきました。これからも応援しています。更新頑張ってください！ (2020年8月6日 16時) (レス) id: 0fc594eb2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月27日 3時
