FAIRY GALA＿29 ページ30
そして、翌日…。
カリム「この布、どこに巻けばいいんだっけ？」
ジャミル「貸してみろ。こうして肩にかけて……これでいい」
ラギー「やっぱこんな高そうな服着るのは緊張っていうか……むずむずするッス」
レオナ「堂々してりゃお前だってそれなりに見えるんだよ。おどおどすんな」
グリム「みんなキラキラして眩しいんだゾ！」
ジャミル「刺繍のおかげでもあるけど、ふりかけられた妖精の粉の効果かもな」
ヴィル先輩の鬼…いやレッスンを終えて、フェアリーガラへ侵入する当日。
皆、衣装を着こみ、妖精の粉をかぶる。
そのお蔭で衣装に縫われている刺繍がキラキラと光っている。
ヴィル「……はい、いいわよ」
『は、はい…やっと終わった』
ヴィル「口を開けすぎない！」
『は、はい！』
ようやっと私のメイクも終わり、解放された。
『皆さん、よくお似合いですよ』
レオナ「そういうお前は…‥…まぁ、悪くねぇな」
ジャミル「ああ。Aも妖精らしく見える」
そ、そうですか…と呟きつつ、セットされた髪をそっと触る。
今日の朝からヴィル先輩に攫われて、コーディネートからヘアセット、メイクアップまで数時間付き合わされた。
疲れたな…。
ヴィル「Aはカリムやレオナのように刺繍の色は金色に、刺繍の形はジャミルの衣装のように、鳥や花の飾りをして、印象付ける。
逆に化粧は落ち着かせ、アイライナーもシャドウ系に、潜入する側に回るから淡い色合いにしたの。ヘアセットも簡単に崩れないように、上で少しまとめあげて、アップにしたわ」
『…入学式より伸びたと思いますけど、よく髪の毛あげれましたね』
ヴィル「私の手にかかれば当然よ」
以前はショートヘアだったが、半年かけて肩ギリギリまで伸びてきた髪。
普段は下ろしているから、上げる機会中々ないから、今回のは少し新鮮だ。
…あと、メイクされたのは初めてかもしれない。
カリム「っ…A！凄ぇ似合ってる！可愛いぞ！」
『ど、どうも…』
ラギー「元が良いと生えるとは思ってたッスけど…ここまで変わるとはねぇ」
『お化粧の力偉大ですね。加工レベル』
ヴィル「化粧を加工というんじゃないわよ」
ガシッと頭を掴まれる。
ちょ、ヘアセットがズレ…痛、痛！？
『も、申し訳ありません』
ヴィル「よろしい」
おずおずと頭を下げると、頭から手が離れる。
レオナ先輩と言い、ヴィル先輩と言い…この学園の3年生は人の頭掴むの好きなの？
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ALICE(プロフ) - キュキュさん» side storyの方でそれに似たリクエストを期間内に頂いていたので、作成次第、side storyにあげていきたいと思っています！作成までお時間を用いますので、少々お待ちください (2020年9月13日 13時) (
レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
キュキュ - リクエストをしたいのですが妖精の国に拐われて皆んなが助けに来る話が見たいです。 (2020年9月6日 1時) (レス) id: a0bbb5bb79 (このIDを非表示/違反報告)
優空(プロフ) - リクエストにお応えしてくださってありがとうございます！最高すぎてニヤニヤしながら読んでしまい、側から見たら変人になっていたと思います笑 これからも楽しみに更新を待っています！ (2020年8月26日 0時) (レス) id: 9350a6e84c (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - カルーアさん» 確認しましたが、本当に同じ文章が繰り返されていました！ご指摘ありがとうございます、只今修正致しました！ご不便をおかけいたしまして申し訳ありません、今後ともよろしくお願いいたします！！ (2020年8月7日 15時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
カルーア(プロフ) - コメントさせていただきました。これからも応援しています。更新頑張ってください！ (2020年8月6日 16時) (レス) id: 0fc594eb2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月27日 3時
