292話 夢の中-信託- ページ42
チョロ松side(夢の中)
トド松「え〜?カラ松兄さんはイタイ格好や発言もするし、ナルシストを通り越してサイコパスなんだよ!?」
大和「うん。知ってるよ」
僕はふと、みゆきさんの方を見ると少し険しい表情をしていた。
(み、みゆきさん…!?)
---------------
みゆきside(夢の中)
一松「…みゆきちゃんって、カラ松のファンでしょ?」
(ギクッ!)
おそ松「えっ!そうなの!?」
みゆき「それ以前に…」
おそ松「ん?」
みゆき「おかしくない?現実の男の人を好きになれないのに、特撮ヒーローや声優さんやアニメのキャラクターが好きだなんて…」
チョロ松「みゆきさん…」
十四松「“現実の男の人を好きになれない”のは小学校と中学校の時の話でしょ?大和くんの話をしてる時のみゆきちゃんは楽しそうだったよ!」
おそ松「うんうん」
大和は私の近くにやって来た。
(あっ…。)
大和「十四松の言う通りだよ。俺と一緒にいる時のみゆきは女友達と一緒にいるくらい楽しそうだったよ」
一松「…へぇ…」
トド松「みゆきちゃんは大和くんと仲直りできたんだよね?」
みゆき「うん。さっき、みんなと離れた時に大和に会えたからその時に話をしたよ」
そこへ、お父さんとお母さんがやって来た。
大和「おお!おそ松達のお父さんとお母さん!!」
お父さん「いや〜。イケメンで羨ましいよ〜…」
大和「は、はい…。ありがとうございます…」
お母さん「大和くんもみゆきちゃんと同じように普通に話していいのよ」
みゆき「あっ…」
私はうつむいた。
十四松「みゆきちゃんは真面目な子なんだよね」
一松「…俺達のことを“さん付け”してたよ」
おそ松「俺が言うまでは敬語で話してたよ」
大和「マジか!」
みゆき「はい…」
顔を上げると大和の姿が消えかかりそうになった。
みゆき「大和…?」
大和「あっ…。もう時間か…」
みゆき「大和!!」
チョロ松「みゆきさん!」
大和「みんな…。みゆきのこと、頼んだよ」
大和の姿が消えていった。
みゆき「大和…」
---------------
カラ松side(夢の中)
みゆきちゃんは涙を流した。
トド松「みゆきちゃん…」
トド松はみゆきちゃんを慰めている。
おそ松「わっ!俺達も消えそうになってる!!」
十四松「本当だ〜!」
一松「…わお」
おそ松の言う通り、夢の中にいる全員が消えかけている。
デカパン「みんな、現実の世界に戻るダスよ」
俺達は夢の中から消えていった。
293話 『おそ松さん』の世界・10日目→←291話 夢の中-大切にされているみゆき-
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:よっちー | 作成日時:2017年6月12日 22時