絆-おそ松さんの世界にトリップ-パート6 (ページ37)

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287話　夢の中-合流- ページ37

みゆきside(夢の中)

(なんで、氷室達が制服を着て小学校にいるの…？)

私の姿は小学1年生のままだった。
怖くなって窓の近くに向かうと、氷室達もゆっくりと近づいて来た。

(もう、逃げられない…！！)

私は目を閉じて耳を塞ぎ、しゃがみ込んだ。

(早く、あっちに行ってよ…！！)

涙が出て来た。

？「君達さ、何してるの？」
？「男数人が一人の女の子をいじめるなんて、卑怯じゃないか？」
？「黙って見過ごすわけにはいかないよ」
？「俺の友達、連れて来ようか？」
？「いじめはよくないよ！」
？「もう、みゆきちゃんを苦しめないで！！」

(えっ…？どうして私が「みゆき」って知ってるの…？)

顔を上げると氷室達の姿がないことに気が付いた。

みゆき「氷室達は…？」

それと同時に、私は19歳の「みゆき」の姿に戻っていたことに気づいた。
立ち上がると白い空間にモヤがかかっているような所にいて、少し離れた所に同じ顔の6人の男性が赤・青・緑・紫・黄色・ピンク色のパーカーを着ていることに気が付いた。
その6人のパーカーには松が描かれている。

みゆき「おそ松…。カラ松…。チョロ松…。一松…。十四松…。トド松…」

私は6人の所へ走って行き、6人も私の所に向かっていた。

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おそ松side(夢の中)

俺達はみゆきちゃんと会うことができた。

みゆき「みんな…。お父さん…。お母さん…」
六つ子「え？」

俺達が振り向くと父さんと母さんの姿があった。

お母さん「みゆきちゃん」
お父さん「ここが夢の中なんだね」

父さんは辺りを見回している。

一松「…ねぇ。今気づいたんだけど、これがみゆきちゃんの本来の姿？」
みゆき「うん。そうだよ」
みゆき以外「えーっ！？」

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みゆきside(夢の中)

私はみんなと出会う前の姿になっていて、おそ松達の姿は何も変わっていない。

デカパン「みゆきさ～ん！」
ダヨーン「ここにいたんダヨーン！」

そこへ、デカパンとダヨーンが走って来た。

みゆき「デカパン！ダヨーン！」

デカパンとダヨーンは私達の所にやって来て、息を切らしている。

みゆき「ど、どうして…？」
チョロ松「僕がデカパンに電話したんだ」
おそ松「みゆきちゃん！向こうに誰かいるよ！」
みゆき「え？」

おそ松が見ている方向を見ると誰かがいる。
しかも、一人だけでなく二人いる。

みゆき「えっ…。本当に…？」

モヤが少しずつ消え、誰がいるのかがすぐにわかった。