276話 「なかなか面白い発明品だね」 ページ26
みゆきside
お母さん「その薬の話、聞かせていただきましたよ」
お父さん「母さん。とりあえず、部屋に入ろうか」
お母さん「ええ。そうですね」
お母さんが先に部屋に入り、お父さんが最後に部屋に入って襖を閉めた。
お父さんとお母さんは私達の近くに来て座った。
お母さん「みゆきちゃんのことが気になって、お父さんとお母さんで後を追ったのよ」
みゆき「そうだったんだ…」
(私…。また、お父さんとお母さんに迷惑を…。)
お父さん「なかなか面白い発明品だね」
みゆき「え?」
お父さんの方を見るとユメデアエールのビンを持っていた。
お父さん「夢の中で、みゆきちゃんのパパとママに会うことができるんだよ。すごいことじゃないか!」
お父さんは笑顔で言った。
(お父さん…。)
みゆき「私…。パパとママに会いたい!」
おそ松「そうこなくっちゃ!」
お母さん「お父さん。みゆきちゃんのお父様とお母様にご挨拶しないといけませんね」
お父さん「うん。あと、学生会館の館長さんと寮母さんにもご挨拶しないといけないね。いいかな?みゆきちゃん」
みゆき「うん」
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カラ松side
みゆきちゃんが「パパとママに会いたい」と言ってくれて安心した。
お母さん「みゆきちゃん。少し早いけど、晩ご飯の準備をしましょうか」
みゆき「はーい」
そう言って、母さんとみゆきちゃんは立ち上がった。
お父さん「カラ松。さっきの話、前向きに考えてくれないかな?」
カラ松「あ、ああ…」
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おそ松side
父さんは襖を開けて母さん、みゆきちゃんは先に部屋を出て行った。
最後に父さんが部屋を出て襖を閉めた。
十四松「今日の晩ご飯はなんだろうね!?」
チョロ松「今日は、みゆきさんと母さんが夕飯を作るんだね」
トド松「二人でご飯を作るのって、初めてじゃない?」
一松「…そうだね」
カラ松は立ち上がった。
おそ松「どうした?カラ松」
カラ松「少し考えたいことがあるから、父さん達の部屋に行く」
そう言って、カラ松は襖を開閉して部屋を出て行った。
十四松「父さん、さっきカラ松兄さんに“さっきの話、前向きに考えて”って言ってたよね!」
トド松「前向き…?」
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カラ松side(回想)
俺と父さんは、父さん達の部屋で話をしている。
お父さん「父さん達が留守の間、みゆきちゃんと家のことを色々やってくれてありがとう」
カラ松「ど、どういたしまして…」
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作者名:よっちー | 作成日時:2017年6月12日 22時