絆-おそ松さんの世界にトリップ-

38話　「笑顔でいてほしい」 ページ38

みゆきside

みゆき「お母さん。さっきは話を聞いてくれてありがとう。私、あの男友達とカラ松のことを重ね合わせていたみたい…。だから、優しくしてもらうたびにドキドキしたんだと思う…」
お母さん「そうだったのね。その人と会って、仲直りできるといいわね」
みゆき「うん…。ありがとう！」

私は笑顔で答えた。

お父さん「ただいま〜」

お父さんが帰って来た。

みゆき＆お母さん「お帰りなさい」
お父さん「ん？みゆきちゃん。パジャマ姿だけど、具合でも悪いのかな？」
みゆき「えっ、ううん」

(そうだった…。すっかり忘れてた…。)

お母さん「今日は病室でカラ松と一生懸命お話してくれて疲れちゃったみたいで、今日は早めに帰って来てみゆきちゃんに休んでもらっていたの」
お父さん「そうか…。みゆきちゃん、ありがとう。お疲れ様」
みゆき「私、普通にカラ松と話しただけだよ」
お父さん「カラ松にとっては嬉しかったんだよ」
お母さん「お父さん。明後日、カラ松が退院するんですって」
お父さん「そうか…。よかった」
お母さん「今、夕飯の用意をしますね」

お母さんはお父さんにご飯の用意をしている。

みゆき「お母さん、部屋に戻っていいかな？」
お母さん「いいわよ。ちょっと早いけど、おやすみ」
お父さん「おやすみ」
みゆき「おやすみなさい」

私は部屋に戻った。

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トド松side

僕達はパジャマ姿で布団の上で話していたところだ。

チョロ松「ねぇ、おそ松兄さん」
おそ松「ん？」
チョロ松「今日はみゆきさんのことを色々聞けたけど、みゆきさんから話すのを待っていてもよかったんじゃないかな？」
おそ松「ん〜…。俺もそう思ってたけど、泣いてるみゆきちゃんを見るのってつらいだろ？みんなの前で笑顔でいてほしいじゃん！」
十四松「そうだね、みゆきちゃんは泣いてるよりも笑ってる方が絶対かわいいと思うよ」
トド松「なんだかんだ言って、おそ松兄さんもみゆきちゃんのことが気になってるんだね」
おそ松「へへっ、まあな！」

おそ松兄さんは照れながら答えた。

一松「……」
チョロ松「そろそろ寝ようか。明日は、みゆきさんと一緒にカラ松のお見舞いに行くからさ」
一松「…あいつ、僕達のことを許してくれてるのかな…」
おそ松「さっき電話で普通に話せたし、大丈夫だって」

おそ松兄さんは笑顔で答えた。

一松「…そうだね」
トド松「じゃあ、電気消すよ〜」

僕は電気を消した。

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