31話 「全部受け入れる」 ページ31
おそ松side
みゆきちゃんの部屋の襖をそっと開けたら、パジャマに着替えた状態で眠っていた。
一松「…眠ってる」
俺達は静かに部屋に入って座った。
チョロ松「みゆきさん、カラ松と何かあったと思うんだ…」
一松「…あいつ、みゆきちゃんに何したんだよ」
みゆき「違うの…」
みゆきちゃんは目を覚ました。
トド松「みゆきちゃん、ごめんね。起こしちゃった?」
みゆき「ううん…。大丈夫…」
みゆきちゃんはゆっくり起き上がった。
おそ松「俺達さ、みゆきちゃんの味方なんだよ?全部受け入れるから、なんでも話してくれないかな?」
みゆき「おそ松…」
一松「…って、いつから呼び捨てするようになったの?」
みゆき「きょ、今日…。病室に一人でいたらカラ松が起きちゃって驚いて挨拶したら、呼び捨てになってたの…。カラ松は“あいつらにも呼び捨てでいいと思う”って言ってくれたけど、いいのかなと思って…」
一松「…へぇ。カラ松が初呼び捨てなんだ。…まあ、いいんじゃない?」
おそ松「もちろん、呼び捨てオーケーだぜ!」
みゆき「ありがとう。私は一人っ子で、パパとママは共働きなの…」
チョロ松「一人っ子なのは前に聞いてたけど、お父さんとお母さんの二人で働いてるんだね」
みゆき「うん…。私、女の子の友達あんまりいないし…。家に帰っても、いつも一人でご飯の準備をしてたの…」
トド松「へぇ…。みゆきちゃん、男の子の友達っているの?」
みゆき「…今はいないよ」
十四松「“今は”?じゃあ、前はいたの?」
みゆき「うん…。小学校・中学校の時は男子にいじめられてて、高校に入った時に一人だけ男友達ができたの…」
十四松「えっ、その人も野球好きなの?」
みゆき「どうかな…。聞いたことないから、わからない…」
トド松「うん、それで?」
襖をノックする音が聞こえた。
みゆき「はい…」
母さんは襖を開けた。
冷茶用ポットに入った麦茶とガラスのコップを人数分をお盆に載せて持って来てくれた。
お母さん「みゆきちゃん、大丈夫かしら?」
みゆき「う、うん…」
お母さん「麦茶を持って来たの。少し休んだら?」
みゆき「うん…」
お母さん「じゃあ、居間に戻ってるわね」
母さんは居間に戻って行った。
チョロ松「ちょうど喉が渇いてたし、休憩時間にしようか」
十四松「麦茶、麦茶〜!」
おそ松「俺、トイレ行って来る」
トド松「僕もちょっと席を外すけど、すぐ戻るから」
俺とトド松は部屋を出た。
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よっちー(プロフ) - 黒バイさん» そうです。その通りです。(笑) (2017年10月29日 19時) (レス) id: 5c2aba33ec (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ - アニメの声優さん中村悠一さんと沢城みゆきさんですか?主人公の名前の (2017年10月29日 19時) (レス) id: e0c016b9ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よっちー | 作成日時:2016年8月9日 10時