20話 卵焼き ページ20
チョロ松side
あれから10分くらい経った。
みゆき＆トト子「ただいま〜」
みゆきさんとトト子ちゃんが家に入って来た。
おそ松達「お帰り〜！」
みゆき「遅くなってごめんね」
一松「…ううん。お疲れ様」
トド松「トト子ちゃん、今日はありがとう。その…。お金まで借りちゃって…」
トト子「今度、みんなで働いて返しなさいよ」
トト子ちゃんの一言は少しトゲのあるような言い方に聞こえたけど、「カラ松と仲直りして」と言っているようにも聞こえた。
トト子「じゃあね。みゆきちゃん」
みゆき「うん。今日は本当にありがとう」
トト子ちゃんは笑顔で帰って行った。
(…って、僕達のことスルーかい！！)
十四松「みゆきちゃん、卵焼き作って〜…！！」
一松「…作って」
みゆき「う、うん…。わかった。洗面所と脱衣所に行って来るね」
トド松「うん。わかった」
おそ松「よし！じゃあ、夕飯の準備するか！」
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カラ松side
俺は看護師が運んで来た夕食を食べている。
食べ終わったら処方された精神安定剤を朝昼晩の3回飲む。
お母さん「カラ松。お父さんが来たわよ」
俺は食事の手を止めて母さんの方を向いた。
お父さん「大丈夫か？カラ松」
父さんは俺の所に来てくれた。
カラ松「ああ…。だいぶ落ち着いて来たよ」
お父さん「そうか…。倒れたと聞いて驚いたよ」
俺は何も言えなかった。
お母さん「明日はみゆきちゃんも連れて来るわね」
カラ松「あ、ああ…」
お母さん「じゃあね、カラ松」
そう言って、母さん達は帰って行った。
サングラスがどこにあるのか探してみると、ジャケットの胸ポケットに入っていたのでテーブルの上に置いた。
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みゆきside
みゆき「お待たせ〜」
私は切れ目を入れた卵焼き2本分が載っている一枚の長いお皿を真ん中に置いて、チョロ松と一松の隣に座った。
そのうちの1本には海苔を入れて焼いた卵焼きがある。
テーブルにはみんなの分の箸とご飯と漬け物が入った器とグラスに入っている麦茶、おそ松のビールがあった。
おそ松「おーっ、待ってました！」
十四松「あれ？この卵焼き、何か入ってるよ！」
みゆき「これが普通の卵焼きで、もう1本は海苔を入れて焼いたの」
十四松「へぇ〜！」
みゆき「ママはホウレン草やネギを入れたりするよ」
みゆき以外「え〜っ！？意外〜！！」
みゆき「そうかな〜…？うちでは普通だよ」
みゆき以外「へぇ〜…」
おそ松「まあ、とにかく食べようぜ！腹減っちゃったよ」
21話 芽生える恐怖心→←19話 「なんで私、泣いてるの…？」
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よっちー(プロフ) - 黒バイさん» そうです。その通りです。（笑） (2017年10月29日 19時) (
レス) id: 5c2aba33ec (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ - アニメの声優さん中村悠一さんと沢城みゆきさんですか？主人公の名前の (2017年10月29日 19時) (レス) id: e0c016b9ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よっちー | 作成日時：2016年8月9日 10時
