18話 つらい一言 ページ18
おそ松side
俺達はカラ松に「顔も見たくない」と言われ、商店街を歩いている。
いくら兄弟でも、あの一言はつらい。
おそ松「腹減っちゃったね〜。なんか食べない？」
チョロ松「おそ松兄さん！この状況わかってる！？カラ松にあんなこと言われたってのに…」
チョロ松のお腹が鳴った。
チョロ松「あ…」
この様子だと、他のみんなも腹が減っていると思う。
辺りを見渡すと、『Aマート』というコンビニを見つけた。
おそ松「よーし！チョロ松、肉まん買いに行こうぜ！」
チョロ松「え？」
おそ松「お前らはここで待ってろよ！」
トド松「う、うん…」
一松「…行ってらっしゃ〜い…」
俺はチョロ松の手を引いて『Aマート』に向かった。
---------------
トド松side
カラ松兄さんの一言は本当につらかった。
一松「…クソ松。あれ、本気で言ったのかな…」
≪お前ら兄弟こっちに来るな！顔も見たくない！！≫
十四松「カラ松兄さんが前に入院した時にお見舞い…。行けばよかったのかな…」
トド松「そうだね…。あの時のことが気まずくて、お見舞いに行きづらかったよね…」
一松「…行ってたら、こんなことにはならなかったのかな…」
そこへ、おそ松兄さんとチョロ松兄さんが肉まんを買って戻って来た。
おそ松「お待たせ〜い。あったかいうちに食べようぜ！」
チョロ松「…って言っても、お金ないから3個を半分ずつにすることになるけど…」
トド松「うん、いいよ。ありがとう。おそ松兄さん」
おそ松兄さんは肉まん1個ずつをそれぞれ半分して僕達に分けてくれた。
おそ松「この残った半分…。みゆきちゃんのことで奮闘してくれたトド松にやるよ！」
おそ松兄さんは半分の肉まんを僕にくれた。
トド松「ありがとう！じゃあ、この半分は…」
僕は半分の肉まんをさらに半分にして十四松兄さんにあげた。
トド松「はい、十四松兄さん」
十四松「えっ、僕にくれるの？トッティ、ありがと〜！」
十四松兄さんは四分の一にされた肉まんを受け取って、すぐ食べた。
カラ松兄さんが搬送されて、僕が泣いていた時に十四松兄さんはポケットティッシュを渡してくれたからだ。
---------------
みゆきside
お母さんが買って来てくれたおにぎりとペットボトルのお茶で私とトト子ちゃんとお母さんでちょっと遅めの食事を終えたところだ。
カラ松は静かに眠ったままだ。
(カラ松…。)
19話 「なんで私、泣いてるの…？」→←17話 「大切な友達」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「トリップ」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よっちー(プロフ) - 黒バイさん» そうです。その通りです。（笑） (2017年10月29日 19時) (
レス) id: 5c2aba33ec (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ - アニメの声優さん中村悠一さんと沢城みゆきさんですか？主人公の名前の (2017年10月29日 19時) (レス) id: e0c016b9ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よっちー | 作成日時：2016年8月9日 10時
