2話 『おそ松さん』の世界 ページ2
みゆきside
デカパン「まあ、とにかくその椅子に座るダス」
みゆき「は、はい…」
デカパンはテーブルに案内してくれた。
私とデカパンは椅子に座った。
(え〜…?)
カバンから携帯電話を取り出してみると圏外になっていた。
(圏外…。)
私は携帯電話をテーブルに置いた。
?「ダ、ヨーン!」
デカパン「ここに置いてダス」
みゆき「もしかして…。ダヨーン…?」
ダヨーン「ダ、ヨーン!」
ダヨーンはソーサー付きの紅茶のカップを2つ、テーブルに置いていった。
デカパン「どうしたんダス?」
みゆき「あっ、いいえ…。私は中村みゆきです。心理学科の大学1年生です。紅茶、いただきます」
私は紅茶のカップを手に取り、冷ましながら飲んだ。
デカパン「みゆきさん。何か悩み事があるんじゃないダスか?」
(えっ…!?)
みゆき「どっ、どうしてそれを!?」
私は紅茶が入ったカップを持ったまま驚いて立ち上がってしまった。
デカパン「おそらく、その悩みを解決させるヒントがここにあるのかもしれないダス。向こうの世界の明日は大学ダスか?」
みゆき「いいえ。明日から夏休みです。ここの世界は今、何月ですか?」
デカパン「10月ダスよ」
みゆき「10月!?」
ダヨーン「ダ、ヨーン!」
(あ…。)
私はソーサーに紅茶のカップを置き、椅子に座った。
デカパン「じゃあ…。おそ松の家に行ってしばらくの間、泊めてもらうダス」
みゆき「えっ…?」
デカパン「その代わり、みゆきさんが元の世界に帰れる方法を探すダスよ。なので出身地とご家族、大学のことなどを色々と話してほしいダス」
みゆき「はい…。よろしくお願いします」
デカパン「まず、出身地はどこダスか?」
みゆき「はい、北海道出身です」
デカパン「そうダスか。ご家族のお名前は?」
みゆき「父の名前は大地、母の名前は泉です」
デカパン「みゆきさんは一人っ子ダスか?」
みゆき「はい、一人っ子です」
デカパン「そうダスか。ダヨーン。後は頼むダスよ」
ダヨーン「ダ、ヨーン!」
デカパン「じゃあ、行くダスよ」
みゆき「は、はい…」
私はテーブルに置いてある携帯電話を手に取り、電源を切った。
携帯電話をカバンにしまい、デカパンと研究所を出た。
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no side
みゆきとデカパンは松野家にやって来た。
デカパンは玄関の戸を開けた。
デカパン「お邪魔するダス!」
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みゆきside
(知り合いとはいえ、勝手に戸を開けていいの…?)
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よっちー(プロフ) - 黒バイさん» そうです。その通りです。(笑) (2017年10月29日 19時) (レス) id: 5c2aba33ec (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ - アニメの声優さん中村悠一さんと沢城みゆきさんですか?主人公の名前の (2017年10月29日 19時) (レス) id: e0c016b9ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よっちー | 作成日時:2016年8月9日 10時