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Aを寝かせて、とりあえず汗を流そうとシャワーを浴びる。
……なんか今日はすげー1日だったな。
まさかあんな偶然Aと会えるなんて思ってなかったし。
学生の頃といい、俺あいつのこと見つける才能でもあるんじゃね？
久しぶりに会ったらすっかり大人になってて。
いつのまにかあんな女の顔出来るようになっててさ…？
…Aのくせに、何香水とかつけて色めきだってんだって話だよ。
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…………でもめっっちゃいい匂いしたな。
同時に浮かんでくる、俺を見上げた時の顔。
「あーーもうっ！！」
それでも俺に向けられる笑顔はあの頃と変わらなくて、あの顔見てたら一気に高校の頃に戻ったみたいな感覚になる。
笑いかけてほしいなって思うんだよな。なんか不思議だけど。
雄平に言われた通り、きっと会いたかったんだ…俺はAに。
風呂から出て寝室の方を見ると、寝転がってスースー寝てるA。
……ありゃ起きねーな。
とりあえずさっと髪を乾かして、部屋着を取りにベッドの方へ。
Tシャツに手を伸ばすと
「んんっ、……んぅ。」
小さく聞こえた声と共に、横向きで寝てたAが寝返りを打って仰向けになった。
窮屈そうに眉間に皺を寄せて唸ってる。
……ジャケットぐらい、脱がせてやったほうがいいよな？
とりあえずシャツを着てから、近づいてスーツのボタンに手を掛けるけど
……なんかさ。
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すっっっげーイケナイことしてるみたいなんだけど！！
"介抱、介抱"と頭で唱えて、無駄に緊張しながらボタンを外すして前を開くと、中に着た白いカットソーが胸からウエストにかけてのラインをくっきり写し出してて、思わずゴクリと喉が鳴る。
……雑念退散。
袖から腕を抜こうと動かすたびに、囁くような声で息を漏らすA。
……まじで。勘弁してよ。
……てか、これ俺以外と飲んでる時もこんな風になったりしてるわけ？
こんなん俺じゃないやつだったら一発だぞ？
そう思うと無防備すぎるAに怒りさえ覚えながら手を進めた。
…やっとの思いで腕が抜けて、あとは背中の下からスーツを抜くだけだ。
「…ちょっと起こすぞ。」
そう声をかけながら、抱き起すように背中に手を差し込む。
スーツを抜き取れたと思った時、
きゅ、とAの腕が背中に回った。
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ななこ(プロフ) - こたえあわせ、めちゃくちゃ好きで何回も読み返してます！もし良かったらこの話のAfterstory的なもの書いて欲しいです…！ (2021年3月25日 1時) (
レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ぷにぷにさん» お返事遅くなってすみません！兄のきもち、楽しんで頂けてよかったです(*^^*)鈍感かと思いきや、1番鈍感じゃない、っていう雄平さん。(笑)遅くなりましたが、移行しましたのでそちらも是非読んで頂けると嬉しいです！ (2019年7月22日 2時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷに(プロフ) - 兄目線、面白いです!!2人を見てきたお兄ちゃん……続き待ってます！ (2019年7月15日 12時) (レス) id: 8e7e67402b (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - piroponcandyさん» 長いことお付き合い頂いてありがとうございました！(笑)おまけもつけてみたので、ぜひ読んでくださいね◎ほんと、主人公羨ましい。(笑) (2019年6月23日 17時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ぷにぷにさん» コメントありがとうございます！！本当ですか〜(;_;)そんな風に読んでいただけていて、すっごく嬉しいです…！おまけも更新したので、ぜひそちらも読んで頂ければ(*^_^*) (2019年6月23日 17時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nico | 作成日時：2019年2月23日 23時
