29Marin ページ34
-Yumenusi side-
シ｢A、着いたぞ。｣
暖かいシルクの言葉で、私はすぐ目を覚ます。
今回の夢は、全く思い出せない。
......でもまぁ良いよ。
どうせ、すぐ全てを思い出す。
ﾊﾞﾀﾝｯ__
シ｢あれが、三浦海岸。｣
車から降りたシルクの言葉と同時に、暖かい風が吹く。
ｽﾞｷｯ...
｢______。｣
辞めよう。無理に思い出そうとしちゃダメ。
"きっかけ"は、いつか必ずやってくる。
モ｢やっぱ、混んでるね。｣
シ｢こないだはちょっと空いてたしな。去年の三浦海水浴を思い出すわ。｣
動画の、話かな。
何の話にせよ、私には分からないから。
私はただ、海を眺めて立ち尽くすことぐらいしか出来ない。
着く前は、あんなに色々と考えられていたけど。
実際そこに立ってみると、案外足が動かなかったりするもの。
｢.........。｣
ドロドロとした血液が、身体中を巡る。
頭が、悲鳴をあげているようだ。
マ｢A、来て。｣
その時、隣に立っていたマサイが私を呼ぶ。
そういえば...着いたら話があるって。
何でも聞くけど、何でも話してって言ったけど、
無抵抗って、訳じゃないよ。
｢なあに?......話って。｣
みんなと、ちょっと距離を離した場所でマサイは歩くのを辞める。
それに伴って、私はマサイに問いかけた。
海を目の前にしても、何も起こらないし。
何も、思い出せないし。
もうこうなったら、堂々とマサイの話を聞くしかない。
マサイが言いたいことは_____なに?
マ｢ここで一緒に、フレスコボールやったな。
_____ウミ。｣
その時、ずっと頭の中で揺れていた波が
上から私を包み込み、消えて行った。
病室で目を覚ました、あの時から広がっていた暗い海の世界は、
マサイの言葉でいなくなった。
それと同時に
今まで主人公として心にあった"A"という存在は薄くなり
ずっと思い出せなかった、"ウミ"が再び現れた。
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アカツキ(プロフ) - よつ葉＠YouTube命。さん» 嬉しいですうぅ...ありがとうございます!!!! ちょー頑張ります! (2018年2月22日 17時) (
レス) id: ef5150885a (このIDを非表示/違反報告)
よつ葉＠YouTube命。(プロフ) - アカツキさん» いえいえ！私はほんっとーに作者様の小説が大好きです……！新作も頑張って下さい(；ω；) (2018年2月22日 14時) (レス) id: ffb429862a (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - よつ葉＠YouTube命。さん» 嬉しすぎますありがとうございます!! 無事完結しましたァ!!ここまで、沢山の応援ほんっとーにありがとうございました!!!よつばさんの応援があったから、そう言ってもらえるような作品がかけたのかもしれません!!本当にありがとうございます! (2018年2月21日 19時) (レス) id: ef5150885a (このIDを非表示/違反報告)
よつ葉＠YouTube命。(プロフ) - おおお！！！やっぱ作者さんの書き方憧れます(；ω；)頑張って下さい！ (2018年2月21日 19時) (レス) id: ffb429862a (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - そそ、そんな...!!嬉しすぎてはげます...ありがとうございます!!!めちゃくちゃがんばりますううう!!!!! (2018年2月18日 17時) (レス) id: ef5150885a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アカツキ | 作成日時：2018年1月24日 19時
