七十六話 額に ページ35
三郎に連れられて
歩いている
そういえば
あ(頑張れって…そういう意味か…)
滝夜叉丸が言っていた意味がわかった
でも別に、私美人でもないと思うんだけど
何故私に告白してくるんだ…
鉢「ここら辺でいいか
…はは、頰も耳も真っ赤だな」
少し笑って
頬に触れてくる
あ「…っ……」
…駄目だ
緊張しすぎてなにも考えられない
口も、うまく動かない
鉢「こんな赤い…
告白されたから…か？」
私の頬を温めながら言った
…違う
これは、言える
あ「そんな訳ないです
寒さですよ」
鉢「…そうか」
三郎は少し
安心したようだった
鉢「…こんなものかな
あまり冷やすなよ」
あ「ありがとうございます」
頬から手を離す
何故か寂しくなって
…もう少し、触ってほしいなんて
言えないけどね
そうだ
…あと数ヶ月で此処ともお別れなんだから
このくらいは言いたい
あ「…三郎、好きだよ」
名前で、敬語なしで
気持ちを言った
鉢「…どうしたんだ？いきなり」
三郎は少しにやけている
あ「言えるうちに言っておこうと
思いまして」
鉢「そうか、なら私も」
一歩近寄って
鉢「私も、好きだよ」
額に
口付けをした
鉢「…早めに
は組の所に行ってやれよ
待っているだろうから」
そう言って
戻って行ってしまった
…まさか
あ(…キスされるとは、思わなかった)
きり「あ！A先輩、戻ってきた！」
は組が数人近寄って来た
しん「…先輩？さっきより顔
赤くなってますけど…大丈夫ですか？」
あ「…え、まだ赤い？」
結構冷ましたと思ったんだけど
…この子達に気づかれなければ
いいんだけど…
庄「…皆、先輩は少し休ませてあげよう？」
既に気付いている…
…庄ちゃんったら
相変わらず冷静ね……
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妖福(プロフ) - なななさん» コメントありがとうございます！ドキドキ…そんな風に言ってもらえるなんてすごく嬉しいです！！更新頑張ります！！！ (2020年9月10日 19時) (
レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - 初めまして。三郎が大好きでこちらの作品を拝見させていただき、とても素敵な三郎に会えて嬉しいです。夜中に一気に読んでしまいました。三郎の一言一言に自分もドキドキしました。こらからも頑張って下さい(^^) (2020年9月10日 5時) (レス) id: c0f8350906 (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - ちびきゅうさん» コメントありがとうございます！好きが強くなってくれてる…とても嬉しいです！更新頑張りますね！！ (2020年9月9日 19時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
ちびきゅう(プロフ) - とてもおもしろかったです！もともと三郎が大好きなのですがこの作品を読んでさらに大好きになりました！！更新頑張ってください(*´∇`*) (2020年9月9日 5時) (レス) id: d482c4bf0c (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - 音かなでさん» わわっ！コメントありがとうございます！！楽しんでくれて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2020年8月10日 16時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：教六 | 作成日時：2020年7月22日 18時
