七十三話 落ち葉 ページ32
家に着いた
…が
そういえば忘れていた
あ「…落ち葉の量すごい……」
思わず口から出てしまった
怪我している時は掃除出来なかったし
怪我が治ったら
すぐに忍術学園に帰ったし
掃除する時間がなかった
あ(まずは掃除かな…)
荷物を置いて
箒を取りに行った
あ(まだ、やっと半分か)
結構、森の中に家があるので
落ち葉の量が半端ない
少し休もうと思った時
誰かの気配がした
あ(…誰だ？)
苦無を構える用意をした時
尊「久しぶりだな
九月ぶりか」
姿が見えたのは
私服の尊奈門だった
…尊奈門、童顔だけど
私服はイケメンだったっけ
あ「お久しぶりです
此処、覚えていたんですね」
尊「ああ、近くに用があったから
ついでに寄ったんだ」
あ「そうなんですか」
尊「…そうだ、聞いたんだが
忍術学園、辞めるんだって？」
あ「何故、それを知っているんですか？」
尊「組頭から聞いたんだが…」
いや
本当になんで知ってるんだ
あ「…私のやりたいことは
忍ではない、と思ったからです」
尊「…そうなのか
でも、少し勿体無いな
Aさんは、忍としては優秀なのに…」
あ「そんなことないです
…人に怪我をさせることも、殺めることも
出来ない、意気地なしですよ
…これじゃあ、忍はできないでしょう？」
尊「…そうだな、忍としては駄目だ
だが、人としては正しいと思うよ」
そうなのかな
そうだったらいいな
尊「…でも、よかったよ
初めて会った時より、表情が明るい」
あ「そうですか？
…ずっと悩んでいたことが
解決したからでしょうか」
少し、顔が綻ぶ
…こんな風に笑うことも
最初は無かった気がする
尊「…そうか」
尊奈門も
微笑み返してくれた
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妖福(プロフ) - なななさん» コメントありがとうございます！ドキドキ…そんな風に言ってもらえるなんてすごく嬉しいです！！更新頑張ります！！！ (2020年9月10日 19時) (
レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - 初めまして。三郎が大好きでこちらの作品を拝見させていただき、とても素敵な三郎に会えて嬉しいです。夜中に一気に読んでしまいました。三郎の一言一言に自分もドキドキしました。こらからも頑張って下さい(^^) (2020年9月10日 5時) (レス) id: c0f8350906 (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - ちびきゅうさん» コメントありがとうございます！好きが強くなってくれてる…とても嬉しいです！更新頑張りますね！！ (2020年9月9日 19時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
ちびきゅう(プロフ) - とてもおもしろかったです！もともと三郎が大好きなのですがこの作品を読んでさらに大好きになりました！！更新頑張ってください(*´∇`*) (2020年9月9日 5時) (レス) id: d482c4bf0c (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - 音かなでさん» わわっ！コメントありがとうございます！！楽しんでくれて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2020年8月10日 16時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：教六 | 作成日時：2020年7月22日 18時
