六十八話 三人のくノ一 ページ27
乱「あ！A先輩！戻られたんですね！」
きり「お！本当だ！お久しぶりです！」
しん「わああ！お帰りなさい！」
あ「うん、久しぶり
それと、ただいま」
学園長との話を終えて
着替えてふらふらとしていたら
乱きりしんが駆け寄ってきた
乱「お怪我をされたと聞いたんですが…
大丈夫ですか…？」
心配そうな顔で尋ねてくる
乱太郎には悪いが、困り顔が可愛い
あ「うん、もう平気
あとは体力を取り戻すだけ」
乱「それはよかったです！」
しん「心配で、授業中寝ちゃってたんですよ〜」
きり「しんべヱ、それはいつものこと！」
あ「…授業はちゃんと聞こうね……」
苦笑いで答えてしまう
…でも、心配してくれていたのか
それは、嬉しいな
「あ、あの
A先輩ですよね…？」
ふと、後ろから声が聞こえた
振り向いてみると
あ「…ユキちゃん、トモミちゃんおシゲちゃん
……だよね？」
ユキ「！…私たちのこと知っているんですか？」
あ「えっと…名前は聞いたことがあってね」
トモ「う、嬉しいです！」
…ん？
ユキ「あの、私達
A先輩とお話ししてみたくて…！」
あ「私と？」
シゲ「はい！」
あ「私で良ければ
話しかけてくれていいよ」
恥ずかしがっていたくノ一三人の顔が明るくなった
…何故私と話したかったのかな
トモ「あの！私達
授業で先輩を見てから憧れていて！」
ユキ「五月の合同授業の時から
ずっと影から見ていて！」
シゲ「見かけるたびにお綺麗になっていってるし！」
あ「あ、ありがとう…」
…びっくりした……
だけど、褒められて悪い気はしないし
少し恥ずかしい
なんて、呑気に考えていると
いろんな意味で危ない質問がきた
ユキ「あの、先輩は鉢屋先輩と恋仲なんですか？」
…いやいやいや
これは簡単に答えていいのか…！？
三郎が言うの嫌だったら悪いし
…どうすれば……
「そうだよ、私とは恋仲だ」
あ「…！？」
肩に置かれた手と言葉に驚いて
振り返ると、三郎がいた
鉢「すまないが
こいつ借りていくぞ」
トモ「は、はい！」
鉢「…行くぞ、A」
あ「…うん」
見せ付けるように手を握り
名前を呼ぶ
今度って、こんな時なのか……
…でも、それで
嬉しいと感じてしまう
少し
悔しかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
妖福(プロフ) - なななさん» コメントありがとうございます！ドキドキ…そんな風に言ってもらえるなんてすごく嬉しいです！！更新頑張ります！！！ (2020年9月10日 19時) (
レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - 初めまして。三郎が大好きでこちらの作品を拝見させていただき、とても素敵な三郎に会えて嬉しいです。夜中に一気に読んでしまいました。三郎の一言一言に自分もドキドキしました。こらからも頑張って下さい(^^) (2020年9月10日 5時) (レス) id: c0f8350906 (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - ちびきゅうさん» コメントありがとうございます！好きが強くなってくれてる…とても嬉しいです！更新頑張りますね！！ (2020年9月9日 19時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
ちびきゅう(プロフ) - とてもおもしろかったです！もともと三郎が大好きなのですがこの作品を読んでさらに大好きになりました！！更新頑張ってください(*´∇`*) (2020年9月9日 5時) (レス) id: d482c4bf0c (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - 音かなでさん» わわっ！コメントありがとうございます！！楽しんでくれて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2020年8月10日 16時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：教六 | 作成日時：2020年7月22日 18時
