六十二話 追い詰めて ページ21
しん「こっちです！」
乱「しんべヱ、急がなくても
うどん屋さんは逃げないよ〜」
今日は乱きりしんとうどん屋に行っている
久しぶりのこの子達とお出かけだ
…っ！
あれ、もしかして
あ「乱太郎」
乱「なんですか？」
あ「落ち着いてね
誰かにつけられてるみたい」
乱「え！？」
あ「私が対処するから
乱太郎達はうどん屋に行ってて」
乱「…分かりました
きり丸！しんべヱ！早く行こう！」
理解してくれてよかった
…この子達に恨みがある忍も
いるだろう
だけど、今つけている忍は
ニガクリタケ城の忍
目的は、私だ
…ここら辺にくれば
相手も襲ってくるだろう
そう思った時
手裏剣が飛んできた
あ(予想通り…！)
忍が三人出てきた
左にいるのは
あ(…あれは……)
三郎を斬った忍だ
苦しむ三郎の顔が
脳裏に浮かぶ
あ(…っ！来た！)
…だめだ
あの時のことを思い出して
戦いに集中できない
あ(…大丈夫、大丈夫
……やれば…)
やればできる
いつのまにか
そう言い聞かせていた
あ(あれ、なんで、私)
この言葉が
怖かったんじゃなかったの…？
横から手裏剣が飛んできた
でも、これは
避けきれない…！
キン、と音がした
利「…君は
よく戦っているね」
あ「…また、会いましたね」
利「怪我はないかい？」
あ「はい、ありがとうございます」
利「…さっき
自分を追い詰めていなかったか？
動きが鈍くなっていた」
あ「…はい」
利「自分を追い詰めても強くはならない
癖にならないように気をつけた方がいい」
あ「…はい」
利「…そんなに落ち込むことはない
これから直していけばいいんだから
ほら、乱太郎達が待っているぞ」
あ「ありがとうございました、利吉さん」
私は少し頭を下げて
乱太郎達の方に行った
乱「A先輩、大丈夫でしたか…？」
あ「うん、遅くなってごめんね
うどん、食べに行こう」
乱「はい！」
利「…綺麗になったな
きっと、お父さんも喜んでいるだろう」
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妖福(プロフ) - なななさん» コメントありがとうございます！ドキドキ…そんな風に言ってもらえるなんてすごく嬉しいです！！更新頑張ります！！！ (2020年9月10日 19時) (
レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - 初めまして。三郎が大好きでこちらの作品を拝見させていただき、とても素敵な三郎に会えて嬉しいです。夜中に一気に読んでしまいました。三郎の一言一言に自分もドキドキしました。こらからも頑張って下さい(^^) (2020年9月10日 5時) (レス) id: c0f8350906 (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - ちびきゅうさん» コメントありがとうございます！好きが強くなってくれてる…とても嬉しいです！更新頑張りますね！！ (2020年9月9日 19時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
ちびきゅう(プロフ) - とてもおもしろかったです！もともと三郎が大好きなのですがこの作品を読んでさらに大好きになりました！！更新頑張ってください(*´∇`*) (2020年9月9日 5時) (レス) id: d482c4bf0c (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - 音かなでさん» わわっ！コメントありがとうございます！！楽しんでくれて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2020年8月10日 16時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：教六 | 作成日時：2020年7月22日 18時
