first love...*Donghae...2

手に…。 ページ5

ノロノロよりも少しスムーズに走り始めた車…。

ドンヘの頬から離されたわたしの左手。

宙に浮いてる状態の軽く握られている手…。

「…(汗)」

その手をまた軽く引き寄せられ、行き着いた先は…

ドンヘの口元だった…。

手の甲に感じた、唇の感触…。

「………(汗)」

そしてその手は、わたしの膝の上にそっと戻された…。

DH「…＾＾(汗)」

口だけ…ニコって笑って前を見てるドンヘ…。

中学生や高校生でもあるまいのに…

こんなことで一々ぎゅってなって、壊れそうになる心臓…。

どうしよう…わたし…。

これから…これ以上のことが起こったら…(汗)

膝の上に戻されたのは、わたしの手だけではなくて、
ドンヘの手も一緒…。

わたしの手の上に、そーっと重なってるドンヘの手…。

「………(汗)」

その手を…握りたくて…

スローモーションみたいに、ドンヘの手の下で自分の手をひっくり返し、
そーっと…恋人繋ぎになるように下からドンヘの手を握った…。

わたしがぎゅってする前に、ドンヘがぎゅーってした…。

「…＾＾」

DH「＾＾」

一つ一つのアクションをゆっくりゆっくり楽しめばいいのに…

次から次へと湧き出る欲張りなわたし…。

ドンヘがぎゅーってしてくれた手を、ドンヘがさっきしてくれたみたいに…

自分の口元に引き寄せる…

緊張してるドンヘの手に…

そっと…チュ…ってした…。

DH「ははっ＾＾(笑)」

デレデレしているドンヘの顔を見たら、
ふと我に返ったみたいに恥ずかしくなって、
繋いでる手をパッと離して、ドンヘの手をドンヘにポイっとお返しした。

DH「あ！！なんで！？(笑)」

大きな声で講義するドンヘ。

「…(笑)」

顔も見れなくなって窓の外を見る…。

DH「ヤー！(笑)」

「………(笑)」

DH「こっち向けよ(笑)」

「やだ！(笑)」

DH「A！(笑)」

名前を呼びながらわたしの頬をツンツンするドンヘ。

「やだ！！(笑)」

左手をブンブンさせて、触らないでアピールをする…。

DH「…(笑)恥ずかしいの？？(笑)」

「うん…(笑)」

DH「(笑)」

そっぽを向いてるわたしの左手を、
ドンヘがさっきと同じように握り直した。

「……(笑)」

家に着くまで、ドンヘの顔をちゃんと見れることはなかったけど、
ぎゅってするドンヘの手に、ぎゅっとして返したら…

また、手の甲にドンヘの唇を感じた…。

帰宅。→←手…。

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