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嫉妬、かぁ。
そんなことばかり考えながら、私は廊下に出て窓の青空を見上げる。
莉「あ! A先輩、こんにちは!」
「ひゃっ!」
いつものことなのに、すごい声出しちゃったよ……。
ちょっと今日はことはちゃんのことで頭がいっぱいで、そんな状態でビックヴォイスで呼ばれちゃこうなるんだけど。
「ああ〜、こんにちは莉犬くん!」
莉「何かあったんですか? 顔がひきつってるような……」
まぁ、莉犬くんには気づかれるか……。
「えっ、そう?」
莉「間違い無いですよ! 俺、いっつも先輩のこと見てますもん!」
り、り、莉犬くん……。
そういうこと、あんまり言わないで。
ことはちゃんに聞かれたら、マズイんだよ……!
莉「何かあったんですよね? 俺、相談乗りますよ!」
「ああー、いやいや! 次の授業ね、英語の小テストなんだ! ちょっと不安なだけなんだよ! ごめんね心配かけて!」
そう言って、私は急いで莉犬くんから離れた。
莉「せんぱーい、待ってくださいよー」
「ごめん勉強しなきゃ!」
私は、ぴゅーっと教室へ戻ってしまった。
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ましゅ☆まろ。紫月まろ。(プロフ) - ゆめなさん» 最近見つけて、読んだので、結構前、になっちゃいますよね。(笑) (7月20日 16時) (レス) id: df7b4f216a (このIDを非表示/違反報告)
ゆめな(プロフ) - ましゅ☆まろ。紫月まろ。さん» 結構前の作品なのに、読んでくださってありがとうございます! (7月20日 15時) (レス) id: b3b8a8904b (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ☆まろ。紫月まろ。(プロフ) - とっても面白かったです! (7月20日 13時) (レス) @page34 id: df7b4f216a (このIDを非表示/違反報告)
ゆめな(プロフ) - くりボッチさん» 夢主ちゃんはまさかのシル◯プレ◯デントです(笑)。また更新した時に読んでくださると嬉しいです! (2021年8月16日 11時) (レス) id: b3b8a8904b (このIDを非表示/違反報告)
くりボッチ - 夢主ちゃんの選曲センスwww続き待ってまっせー!←口のききかた (2021年8月16日 9時) (レス) id: 7d59f0ef3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめな | 作成日時:2021年3月9日 21時