F121 #1 ページ34
それは、本当に突然で。
多分今までで一番急で。
慧くんとの買い物の帰り道。
ぬいぐるみの入った袋を大事そうに持った慧くんと手を繋いで帰っていた。
ショッピングモールから家までは少し歩いてバスに乗ってまた少し歩くだけ。
たった20分くらいの距離。
それだけだったのに。
耳に響くブレーキ音。
視界を覆う真っ黒い影。
ふわっと浮いた身体。
体を動かそうとしても動かない。
力が入らない。
全身が、痛い。
隣にいたはずの慧くんはどこに行ってしまったのだろうか。
そんなこと考えている間に血がなくなっていくのを感じて。
「ねぇ!!ねぇってば!」
「宏ちゃん!」
あぁ大ちゃん連れて来なくて正解だったかもしれないなぁ。
そのまま視界が落ちた。
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青空と虹(プロフ) - わざわざ言っていただいたのにすみません……これからもよろしくお願いします! (2021年2月2日 2時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
ぷく顔信者(プロフ) - 青空と虹さん» いえいえ!了解しました、これからも応援しています! (2021年2月1日 21時) (レス) id: 802ab26e17 (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - ぷく顔信者さん» はじめまして!コメントありがとうございます。今のところ自分の作品はイニシャルを入れずに伝えたいな、と思っており、入れずに進める方針です。読みづらくなってしまい申し訳ないのですが、誰が話しているのか考察して欲しいな、という作者の我儘です。ごめんなさい! (2021年2月1日 20時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
ぷく顔信者(プロフ) - 初めまして!まだ数話しか更新されていませんが、楽しく読ませてもらっています(´˘`*) 差し出がましいのですが、鍵かっこの初めに誰が話しているかわかるようにイニシャルなど入れていただくことは可能でしょうか…? (2021年2月1日 19時) (レス) id: 802ab26e17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青空と虹 | 作成日時:2021年2月1日 0時