ドッペルゲンガー ページ25
｢あれ？葛葉!?｣
本社の休憩室で葛葉と話していると、最近聞き慣れてきた声が聞こえた。
｢ほんひま？どしたん｣
｢や、葛葉ついさっき外歩いとらんかった？！
髪が長くて、あの貴族の衣装着て！｣
｢ハァ〜？？
あんな目立つのでンな気軽に外歩けっかよ。見間違えたんじゃねぇの？｣
｢えぇ〜、そうなんかなぁ。
やから話しかけても無視されたんかな？｣
訝しげに話す葛葉と、悩ましげに自分の記憶を思い返しているひまわりちゃん。
いつものように軽口の交わし合いになり、2人をスタッフさんが呼びに来た時に声をかける。
｢ね、ひまわりちゃん。
その葛葉のドッペルゲンガーがどこに向かってたか教えてくれないかな？面白そうだし、本当に居るなら見てみたいしさ｣
｢Aさん！
良いけど、時間とか大丈夫なん？｣
｢大丈夫だよ。俺の予定は終わってて、ド葛の撮影まで暇だって言った葛葉に捕まってただけだから。
心配してくれてありがとう｣
｢それなら大丈夫やね！
ドッペルさんは本社の手前の脇道に入っていのを見たで｣
｢そ、ありがとう。
それなら俺は探検に行ってこようかな｣
ひらりと手を振ってスタッフの背を追うひまわりちゃんを見送る。
だけど、同じ撮影を控えているはずの末っ子さんは俺の隣に立ったまま。
｢＿＿それで？葛葉は行かなくていいの？｣
｢お前……また1人で抱え込んで危ないことしようしてんじゃねぇだろうな｣
｢俺は、面白そうなネタが本物なのか確かめに行くだけだよ。
ほら、早くしないともうすぐで撮影が始まる時間だよ？スタッフさんも待ってるんだし行ってきなって｣
｢……後で話聞くかんな｣
ついてこない葛葉を探しに来たのか、少し離れた場所からスタッフさんがこちらを伺っていた。
さすがに遅刻でもないのに撮影を押す訳には行かないと思ったのか葛葉は少しイラついた様子ではあったが会話を切り上げてスタッフさんの方へ駆けて行く。
さっきと同じように笑顔で手を振り、角を曲がり姿が見えなくなったことを確認してから表情を消して踵を返す。
目指すのは話に出てきた脇道。
……いつぞやかに湊くんの姿をしたソレと出会った場所の程近く。
｢そろそろ、決着をつけないといけないかな｣
【切り抜き】仁義なき戦いが始まらない【にじさんじ／渡】→←＊
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日向(プロフ) - りくさん» お眠だとwtrくんのIQは限りなく下がります^^ ありがとうございます！遅くはなってしまいますが更新頑張ります！！ (2021年11月18日 21時) (
レス) id: 0ceab624dc (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - ｳﾞｧｧｧwtrかっっっわいい…幼児退行するwtr……ありがとうございます…お仕事等大変かもしれませんが更新頑張ってください応援してます (2021年11月17日 2時) (レス) @page41 id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - VALSHEさん» ifルート作成してみました！気に入って貰えたなら良かったです〜！！ (2021年11月9日 11時) (レス) id: 0ceab624dc (このIDを非表示/違反報告)
VALSHE(プロフ) - ああああああああぁぁぁ😭😭😭😭😭ありがとうございますありがとうございます。もう心がしんどすぎて好きです！！ (2021年11月8日 20時) (レス) @page38 id: c2ab4ac1ed (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - 木比灘さん» てぇてぇでてぇてぇになったなら良かったです！(？)主人公の雰囲気も気に入ってもらえたなら嬉しいです！｢終焉逃避行｣を知らなかったので今度聞いてみようと思います！今後も無理なく頑張ろうと思います！もしリクエスト等ありましたらお気軽にお願いします！！ (2021年11月7日 22時) (レス) id: 0ceab624dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日向 | 作成日時：2021年10月19日 1時
