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炭治郎の目線の先を見ると、先程の男の子たちがなかに入ってきていた
男の子「お、お兄ちゃん、あの箱カリカリ音がして…」
炭「だっ…!!だからって置いてこられたら切ないぞ。あれは俺の命より大切なものなのに…」
炭治郎がそういったとほぼ同時に家がミシミシと鳴り出した。その音に善逸はキャアアアと叫び声をあげ、尻で女の子を突き飛ばした。
善「あっごめん…尻が」
その直後ポンポンと鼓の音が聞こえたと思うと、そこに炭治郎たちはいなかった。
貴方「え、は、どういうこと」
善「死ぬ死ぬ死ぬ死んでしまうぞこれは死ぬ!!炭治郎と離れちゃった」
男の子「てる子!!てる子!!」
男の子か名前を叫ぶ。恐らくあの女の子の名前だろう。
その男の子に善逸は駆け寄る。
善「だめだめだめ大声出したらだめ!!ちょっと出よう外に」
男の子「なんで外に?自分だけ助かろうとしているんですか?死ぬとかそういうことずっと言っていて恥ずかしくないですか。あなたの腰の刀は一体何のためにあるんですか?」
外に出ようとする善逸に向かって、正論の塊をぶつける男の子。私は咄嗟に頭を撫でた。すると男の子はちょっと照れた。かわいい。
善「ぐっは…グハァッすごい切れ味の言葉が…ぐはっ」
貴方「そういえば君の名前はなんていうの?あ、竈門Aです」
男の子「あ、えっと、正一です」
貴方「正一くんか。良い名前だね」
正一くんの正論攻撃に血を吐いた善逸を無視して正一くんと話す。
善「違うんだよ、俺じゃ役に立たないし、Aも自分しか守れないから人を…大人を呼んでこようとしているんだよ!!」
正「放してください!!」
貴方「ちょっ…善逸!」
話し出したと思ったら、いきなり手を掴んで引っ張りだす善逸。
貴方「大人って言ったって鬼殺隊の人じゃないと意味がないし、元々私達が此処の鬼を倒すために呼ばれたんだから、逃げるという選択肢は選んじゃだめだ」
善「子供だけでどうにかできることじゃないからこれは」
そう言いながら玄関の扉を開けた善逸。だがしかし、そこにあったのは玄関ではなく、何処か別の部屋だった。
善「嘘だろ嘘だろ嘘だろ!ここが玄関だったのに!!外はどこに行ったの!この戸が___…
こっちか!?」
そう言って別の戸を開ける。するとそこには玄関_____ではなく、猪頭の人間が立っていた。
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作者名:夜百合 | 作成日時:2017年12月1日 21時