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その様子を見て、私は咄嗟に狐のお面をつける。何故かって?私の直感がつけろってうるさいんだよ。




急にお面をつけたので炭治郎は驚いていたが、そんなことは気にせず歩く。すると雀がチュンチュンと炭次郎のもとへやってきた。




炭「おっと」




貴方「随分と人懐っこい雀だな…」




雀「チュン!チュン!」

炭「そうか、わかった。何とかするから」

貴方「……え、何が分かったの」




雀と会話(?)をした炭次郎は、そのまま金髪少年らのところへ行く。私もそのあとを追う。




助けてくれだの結婚してくれだの叫ぶ少年の元へ行くと、炭次郎は少年の羽織をつまみあげた。




炭「何してるんだ道の真ん中で!その子は嫌がっているだろう!!そして雀を困らせるな!!」




貴方「大丈夫ですか、お嬢さん」




「は、はい…ありがとうございます」




私はみつあみの女の子の方へ行く。わ、この人美人さんだ。




炭「さぁ、もう家に帰ってください」

「ありがとうございます」

??「おいーっ!!」




みつあみの女の子を帰そうとしていると、金髪少年が叫びだす。いや、なんなんだよホント。




??「その子は俺と結婚するんだ!俺のこと好きなんだから!」




すると、みつあみの女の子が少年の頬を叩いた。一発だけだと思ったら、狂ったように何度も何度も叩く。炭治郎が引き剥がしたことで、何とか落ち着いた。




「いつ私があなたを好きだと言いましたか!!具合が悪そうに道ばたで蹲っていたから声をかけただけでしょう!!」




その言葉を聞いて、私は心底同情した。

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作者名:夜百合 | 作成日時:2017年12月1日 21時

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