検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:285,221 hit

30 ページ31

その足は禰豆子のものだった。




貴方「禰豆子…。ありがとう」




禰豆子は私を見て頷く。そして私達は共に戦うことにした。




禰豆子はひたすら蹴り返し、私は毬を斬りまくる。禰豆子はだんだん強い毬でも蹴り返せるようになっていった。




朱「おもしろい娘じゃ!今度はこちらも全力で毬を投げてくれようぞ!!」




その言葉に身構える。どんどん威力の上がる毬について行けず、何個かは諸に直撃していて、肋を数本折っているからだ。




冷や汗が流れる。




珠「十二鬼月のお嬢さん。貴女は鬼舞辻の正体をご存知ですか」




急に話しだす珠世さん。何か策でもあるのだろうか。そう考えていると愈史郎さんが近づいてきた。




愈「珠世様が術を使っている。人体には害が出るから、一応これで口元を覆え」




小声でそう伝えると、布を差し出してきた。なんだ良いところもあるじゃないか。




私は言われた通りに口元を布で押さえる。




珠「鬼が群れることができない理由を知っていますか?鬼が共喰いする理由。
鬼たちが束になって自分を襲ってくるのを防ぐためです。そのように操作されているのです。貴女方は」




朱「黙れーっ!!黙れ黙れ!!あの方はそんな小物ではない!!あの方の能力は凄まじいのじゃ!誰よりも強い!!



鬼舞辻様は」




取り乱した様子で叫んでいた朱紗丸だったが、鬼舞辻の名を出した瞬間、顔が青ざめたくさんの汗が流れていた。




珠「その名を口にしましたね。呪いが発動する…。……さようなら」




呪いって、鬼舞辻の呪い?一体どんな呪いなんだろう。朱紗丸から離れて見ることにした。




朱「ギャアアア!!お許しください、お許しください!!どうか、どうか、許して、ギャアアッ!!!ぐぅうっ………」




朱紗丸はうずくまる。何が起きるんだ、と様子を見ていると朱紗丸の口とお腹から腕が出てきた。

31→←29



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (282 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
592人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 原作沿い ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夜百合 | 作成日時:2017年12月1日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。