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翌翌日、ようやく浅草に着いた私達は街の明るさに戸惑いを隠せないでいた。




隣を見ると炭治郎はフラフラとしていて心配になる。




炭「あ、あ、あっち行こう禰豆子、A」




貴方「ああ、うん」




そう言い着いたのはうどん屋さんだった。




炭治郎がうどんを頼みに行っている間に、私と禰豆子は先に腰をかけて待つ。




禰豆子は疲れていたのか、隣でぐうぐう眠っていた。かわいい。




すると炭治郎も戻ってきて隣に腰を下ろす。ズズ…とお茶をすすっている顔はゲッソリとしていた。




私もお茶を飲もうと湯飲みを手に取ると、炭治郎が急に立ち上がった。




貴方「炭治郎?どうかしたの?」




炭治郎はこちらに見向きもせずに走って何処かへ行ってしまう。追いかけようか迷ったが、眠っている禰豆子を置いていくのは危険だと判断し、炭治郎が帰ってくるのを待つことにした。




一体何があったのか、不安は募るが、そんなことを考えていてもキリがないので、不吉な考えは振り払う。




大きく息を吐き、心を落ち着かせる。するとうどん屋さんが山かけうどんを持ってやってきた。




「山かけうどん二人前だ!!おら、食った食った!!」




貴方「あ、ありがとうございます」




山かけうどんを受け取り、いただきますと手を合わせてうどんをすする。おお、めちゃめちゃ美味しいじゃないか。




貴方「美味しいですね」




「だろ!?嬢ちゃんはわかる奴だな!!おら、そっちの竹をくわえた嬢ちゃんもさっさと食え!!」




うどん屋さんは禰豆子にうどんをすすめるが、果たして禰豆子は食べられるのだろうか。鬼になってから食べ物を食べている姿は一度も見ていない。




生憎私は二人前を完食できる程大食いではない。胃の大きさは平均的なはずだ。だから代わりに食べてやることもできない。




そんなことを考えている間にうどん屋さんは、どんどんヒートアップしていく。どうしたものかな。

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作者名:夜百合 | 作成日時:2017年12月1日 21時

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