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A「鬼龍。この嫌そうな生徒会長を生徒会室に運んであげなさいな。荒事も、こういうねちっこいことも。お姉さんに任せればちょちょいのちょい。普段やる気を出さないからされるがままやられるがままが私の根本なんだけど、まぁ会長殿が出しゃばるなら解決してしんぜようってね」
鞄を探りながらAは語る。
そして一枚の紙を取り出す。
A「君、普通科だよね。ようこそアイドル科へ。この紙に必要事項を書いて渡して?簡単に中に入れてあげよう。そしてその目で見てみると良い。君の聞いた噂が本当に正しいのかどうか。百聞は一見に如かずっていうからね」
ペンと教科書も取り出す。
「え、あ、えっと」
A「うん?気にしなくていいよ。会長殿程度なら言いくるめられるからね。ちゃんと手続きをしているから文句も言わせないけど」
書き終わった紙を貰って確認をする。
そして袖を降ろして歩き出す。
門で軽く確認をしてもらって入った。
英智「見てもらうと言っても君の妹がどこに居るのかわかるのかい?」
A「この時間はね。これはどうにかしないとと考えているけど言うたびにコロコロと時間が変わる」
とあるレッスン部屋に向かう。
扉の鍵は開いていた。
A「まぁ閉まっててもピッキングがマスターキーでどうにでもなるけどね」
とそっと開ける。
どうやらレッスンをしているようだ。
美琴「小牧!なんでそんなカバーもできないわけ?!本当に役立たず!」
小牧「で、ですが流石に3人のカバーは」
美琴「九条家の執事が聞いてあきれる。あんたの愚鈍さがEINDEを敗北に導いているのよ!」
綾斗「美琴。あまり厳しく言わないで。小牧は一番実力を持っている。俺達がそれに追いつけないだけだ」
美琴「だったら尚更よ。できてんならカバーぐらいしなさいよ。なんでできないわけ?それ、できてるって言わないわよね?達樹お兄様や須藤、綾斗お兄様の努力を水の泡にしているわ!」
達樹と須藤は小牧を囲んで何やら暴言を吐いているようだった。
Aは静かにため息を吐いた。
英智「あれでも、fine、Level、Valkyrie、EINDEとトップクラスの実力を持っていたはずなのにね」
A「小牧の才能は本物よ。でもね。使う側とその周りの質が落ちた。手を引いても大丈夫だと思ったのだが、九条家の傲慢さが祟ったのだろうね」
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dragonkotataka(プロフ) - 失礼なのは承知ですが、お話の内容があまり頭に入ってきません (2020年6月9日 19時) (レス) id: c8b2391e71 (このIDを非表示/違反報告)
大貴@眠い(プロフ) - なずなくんの漢字が違います。仁兎って書きます。読み方は、あってますが。。。なずなくんの推しとしては、間違えて欲しくなかったです。ごめんなさい。 (2019年9月20日 17時) (レス) id: ffd2ea8bcc (このIDを非表示/違反報告)
蜂の巣 - すみませんが【32話】が抜けてますよ。 (2019年9月4日 23時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弥生 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hakuoukiyayoi http://
作成日時:2019年8月10日 17時