【ヒロアカ】3 転生したらチートで愛されてるとかお決まりなんですか？ (ページ42)

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第2試合終了轟VS瀬呂【１】ページ42

試合を行うリンクは、轟の氷結を溶かした水に

よってビチャビチャになってしまい

渇くまで休戦となった。

次の試合は、Aの番だが時間が空いたので

その内に瀬呂を迎えに行った。

瀬呂「(ドンマイ、か・・・運が悪いみてーに。

・・・いや、確かに、運と相手が

悪かったけど・・・けどっ‼悔しいっ‼)」

瀬呂は、先程の轟による瞬殺とドンマイコールに

下を向いて壁を殴った。

観客からは、同情や気休めの励ましとしての

言葉だったが、それと同時に、瀬呂の心を削った。

『あ、瀬呂君‼居た‼居た‼』

瀬呂「ビクッ)は、白黒、どうした？」ヘラァ)

瀬呂は、ヘラリと笑いAに問いかけた。

『・・・。』ジィ～)

Aは、瀬呂の問いかけに答える事は、無く

瀬呂の顔をジッと見つめていた。

瀬呂「？」

『・・・無理して・・・笑う必要ないよ？』

瀬呂「⁉っ・・・無理、してねーよ？」

瀬呂は、誤魔化すようにまたAに笑った。

だがAが見た瀬呂の顔は、悔しそうな

顔をして、必死に涙を溜めていた。

Aは、背伸びをして瀬呂の頭を撫でた。

瀬呂は、予想外過ぎるこの状況に思わず目を

見開き驚いた。

瀬呂「えっと・・・白黒さ～ん？何この状況？」

『ん～？褒めてる。』

瀬呂「コレ、褒めてんの？励ましてるじゃなくて？

それに、こんなん幼馴染組に見られたら

俺、殺されちゃうじゃん。」←

『大丈夫、大丈夫‼殺されないって‼(多分)』←

瀬呂「ちょっと⁉今、心の中で多分って⁉

そこは、怖いけど嘘でも断言してくれよ⁉」

瀬呂は、ツッコミを入れらが、Aの手を

振り払う事は、せずにされるがままだった。

そして

『お疲れ様、瀬呂君。

惜しかったね、いい作戦と戦法だと思ったよ？

瀬呂君は、優秀だからね。

色んな面が長けてる上に、飲み込みが早いよ。

判断だって、悪くなかった。』

瀬呂「・・・でも、轟の氷結で・・・文字通り。

手も、足も・・・出なかった。」

瀬呂は、自分でも予想外に震えた声を出しながら

Aに言った。

Aは、瀬呂を撫でる手を止めずに言う。

『確かにね・・・でもさ？

負けて、此処で終わり・・・じゃないでしょ？

なんの為に“リベンジ”なんて素敵な言葉があるの？

負けて終わりじゃなくて

負けたから次は、勝つ・・・じゃないの？』

瀬呂は、Aの言葉にハッとした。