【ヒロアカ】3 転生したらチートで愛されてるとかお決まりなんですか？ (ページ28)

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メタイけどページ28

byA

私は、爆豪君の素直な姿を見て喜んでいる中

爆豪君が口を開いた。

爆豪「・・・知ってんだよ。それくれー・・・。」

『勝己・・・。』

爆豪「っ・・・っけどよ。

考えても、考えても、何も分からねーんだよ‼

オールマイトも‼デクも‼ 半分野郎も‼

あのヴィラン共も‼A‼ お前の事も‼

何も、何もかも、サッパリ分からねーんだ‼」

爆豪君は、ずっと感じていた疑問を

包み隠さず、私にぶつけてくれた。

こんなに悩ませて、苦しませて

辛い想いをさせていたんだ。

『確かに勝己は、秘密や隠し事が嫌いだもんね。

するのも・・・されるのも。

本当、みみっちい・・・変なの。』

爆豪「いつも一言、煩えよ・・・。」

爆豪君の弱々しく、震えた声・・・。

『・・・ごめんね・・・。』

爆豪「なんで・・・謝っとんだ。」

爆豪君は、私を離して立ち上がった。

爆豪「今日の体育祭で、俺と戦え。

テメェーなら、テメェーみてーなチートなら。

そこら辺のモブ野郎共には、負けねーだろ。

今度こそ、俺が勝って‼お前の前に立つ‼」

爆豪君からの宣戦布告だった。

・・・なら、私も立ち上がり爆豪君に向き合った。

そして、真っ直ぐに爆豪君を見て言った。

『勝己からの宣戦布告、か。

・・・良いよ、戦うよ。

それでも、私が勝つ・・・絶対に。

負ける訳には、いかない。

それに・・・負けたくもない。

大好きなモノを守る為に、失くさない為に。』

君達が私の癒しで、大切な人達なんだ。

此処は、もう私の生きる場所で居場所だ。

他所から来た異質の奴等に壊されてたまるか。

爆豪「・・・。」

爆豪君は、私の真剣な眼差しを見ながら

口を開いた。

爆豪「ハッ、俺が勝って殺してやるわ。」

爆豪君は、いつもみたいに鼻で笑いながら言った。

私は、そんな爆豪を見てニヤリと笑った。

嗚呼、やっと本調子になった。

『上等だっつーの。』ニィッ)

この世界は、前の私にとって

ただの好きな物語でしかなかった。

でも題名通り、メタイけど。

もうこの物語の主人公は、私だ。

まあ少し？シリアスな展開が多い気がするけど

私は、バッドエンドも死ネタも一切、お断り。

私の・・・私が好きなのは、ハッピーエンドだけ。

ならハッピーエンドにするには、どうするか？

そんなの簡単だ。

守って、戦って、変えて、笑うだけ。

じゃあ、ハッピーエンドの為に戦おうか‼