【闇堕ち】ヴィランのヒーロー2【ヒロアカ】

蠢、蠢。 ページ9

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強く、気高く、狡猾に。

清く、正しく、悪質に。


大丈夫、平気さ。

だって俺らに邪気は無い。


かと言って正義を語る訳でもないけれど、

それでもやっぱり俺らには俺らの貫き通したいモンがある。


そちらの正義があちらの悪で、あちらの正義がそちらの悪で。

善は悪で悪は善。

つまりはそういう事でしかないのだろう。


だからそちらはそちらの正義に従い、

あちらはあちらの正義に従い、

こちらもこちらの正義に従う。


あくまでも、自身の正義に忠実に。

そこに邪気など微塵も無い。




『ヒーローの衰退は"我々"の繁栄だ』




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この世にあるのは正義だけで
誰もが自身の正しさを信じている

いや 信じていたいのだろう

しかし 初めからそうであろうと
誰かの影響を受けようと

結局最後に信じるのは自分の決める正しさである

人というのは自分以外を信じられないように作られている

そんな風に 出来てしまっている

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