【鬼滅の刃】【男主】初代柱の鎹守さん

忌子の蝶骸くん ページ6

蝶骸は、鬼の子では無い。









正確には、鬼の呪いをその身に受け、恐ろし気な姿になってしまった、









立派な人の子だ。









しかし人は、異形だと騒ぎ立て、蝶骸を忌み嫌い、虐げてきた。









それを、左埜は救った。









以来、蝶骸は左埜に尽くしている。









蝶骸は眼に巻いていた包帯をするすると解く。









途端、四つの赤黒い眼が姿を現した。









不死川と伊黒はギョッとして、









不:「手前ェッッッ！！！鬼か！！！！！！」









伊:「殺せ！！！！！」









と、声を張り上げながら言った。









突如、蝶骸は叫ぶ。









蝶「ゔゔゔぅぅ......！！があああああああ！！！！！！」









''それ''はただの叫びに聞こえたが、しのぶは確かに、幼子の声がこう言っている様に聞こえた。









'''本質を見極めろ人間！！！前を見て、確かな物を見つけろ！！！！！！'''









不死川と伊黒には聞こえなかったのだろうか。









容赦無く斬りかかった。









拙い。









そう思い飛び出したしのぶの肩を左埜は掴んだ。









し:「ッ.......！！鎹守様！！」









左埜:「莫迦者。何もするな。蝶骸は強い。」









しのぶは納得し切ってはいなかったが、左埜の言葉を信じ、見守ることにした。

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