20代のような交わり【赤】 ページ33
「あ、もう火にかけるから危ないよ、
ちょっと離れて」
咄嗟に誤魔化すようにそう言ったけれど、彼は変わらず、くっついたままで。
仕方なくそのままコンロを点火したら、
着けたそばからその火をそっと消された。
「…どうしたの?」
「ん。飯、あとでええわ。
…やりたくなった」
そう言って私のうなじに口づけながら、ひとつに結んだ髪をほどかれる。
夏でもひんやりとしたその手が私のシャツの中に入ってきて、
あっという間に胸の先端をとらえた。
「ん、、ちょっと、待って、、あっ」
「無理」
振り向かされ、抵抗する口も熱くふさがれ、
押し付けられた腰がシンクの淵に食い込んでいく。
「ちょ、ねえ、、せめてベッドに…」
彼が口を離した隙を縫ってようやく伝えたその頼みを、
「ここで一回してからな」
そう言ってあっさりと却下して、
私たちはそのまま、まるで20代の頃のような、
乱暴なセッ クスをした。
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たまご(プロフ) - ぐさん» ぐさま、嬉しいお言葉ありがとうございます!なんとか第2幕も開幕しましたので、続きも楽しんで頂けるように頑張ります^ ^ (2018年1月3日 12時) (レス) id: 42d81ca1be (このIDを非表示/違反報告)
たまご(プロフ) - めちゃさん» めちゃさま、コメントありがとうございます!すばるくんのセリフ気に入って頂けるの、すごく嬉しいです…幽霊、いいですよね…w 引き続きよろしくお願いします^ ^ (2018年1月3日 12時) (レス) id: 42d81ca1be (このIDを非表示/違反報告)
ぐ(プロフ) - 初めまして。"既に投票済みです"となるのを分かっていても評価を押したくなるくらいこのお話が大好きです(*^◯^*)続きも楽しみにしています! (2018年1月3日 1時) (レス) id: 378be249b3 (このIDを非表示/違反報告)
めちゃ(プロフ) - すばるくんのセリフの一言一言が全部好きです 私も幽霊になりたい (2018年1月2日 18時) (レス) id: 2487310cb4 (このIDを非表示/違反報告)
たまご(プロフ) - なつきさん» なつき様、ごめんなさい!続編設定、今解除しました。続きは準備中なので、もう少々お待ちいただけるとうれしいです! (2018年1月2日 17時) (レス) id: 30c6e5130b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまご | 作成日時:2017年12月22日 3時